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【先進不妊治療】フローラ検査を受けた件【保険の適用条件がずるすぎる】

こんにちは、風香です🍀

今回は、先進医療の一つに指定されている「フローラ検査」について、目的・方法・結果・費用までを私の経験を元にお話しします。また、保険適用の条件がひどいのでその注意点も記載します。深い落とし穴なのでぜひ読んでください。

最後に感想も書きましたが、少々センシティブな話もあるので、費用と感想だけ有料にさせていただきます。

費用に関しては行政に助成金の申請ができますので、今回は支払総額にとどめ、助成制度については別記事にてまとめて方法を記載する予定です。

1.フローラ検査をやるに至った理由

私は何の既往もないのに、20代でタイミング法2回・人工授精3回・体外受精4回を経てもちゃんとした妊娠に至りませんでした。(体外受精3回目で一瞬妊娠しましたが、7週目8週目あたりで流産確定となりました。)

流産後もう一度移植をしてやっぱりだめだったのですが、保険で移植ができるのは6回までなのです。なので、5回目を始める前に、年齢と既往から考えてこの状況はおかしくないか?と医師に相談したところ、子宮内のフローラ(菌?)の内容を調べ、妊娠に向いているかどうか調べる検査があるからやってみないか、と提案されました。

フローラ検査は、一つの周期の中で生理が終わってから膣か子宮の中の組織をちょろっと取って検査に回すというものになります。
結果が出るのに3週間~1か月かかるのですが、菌の内容が妊娠に向いていないという結果が出た場合には、その対策をしてから次のチャレンジに入る必要があるため、次の周期の治療は無しになります。

ここで趣を変えて保険適用での不妊治療の原則の話を少し。
体外受精による胚の移植は6回までしか保険適用されません。しかも、お世話になっていた先生によると、ある程度連続的に治療していることというのが求められるそうです。1周期程度ならお休みしていてもいいが、それ以上休むとなると「連続的ではない」とみなされ、保険適用外となる可能性があるとのことでした。

ちょうどその時期仕事がかなり立て込んでいてストレス強度が強く、この状況で妊娠してもまた流産してしまうかもしれないとも思っていて、その残業まみれの時期をフローラ検査で2か月分消化できるならいいんじゃないかという思いがありました。

先進医療なので自費にはなるが、東京都に申請すれば補助金が出るとのことだったので、高いですが、以上の理由を考慮して、やってみることにしました。

2.流れと結果、注意点

予約した日に受診し、内診台に上がります。膣から器具を入れて子宮内の組織を少しひっかいて採取し、先生と多少話して終了です。(先生と話すのが先だったかもしれない)

採取後に若干血が出るかもしれないが気にする必要はないとのことでした。
私的には人工授精や体外受精の移植周期より結構痛かったのですが、別に歩き方がおかしくなるようなレベルではなく、生理痛とは種類が違う、「ひっかかれた」ような痛みが数時間残っていた、という感じでした。

結果は下記の通りでした。何を言っているのかあまりよくわからないのですが、とりあえず異常は無しということでした。
20代で既往無し、何度チャレンジしても妊娠できない謎が深まりました。

保険で移植する人の注意点

保険適用で胚移植できる回数は、「一児を設けるまでに6回」です。
私は「移植」自体は4回しかしていない状態で自然妊娠したのですが、保険回数は5回消化したことになっています。そのカラクリは以下。

こちらも医師から説明は一切なかったので不信感を持った理由の一つになってしまっているのですが、4回目の移植失敗の後にやる治療はすべて「5回目」のカウントになるため、自費で行ったこのフローラ検査によって、5回目が開始してしまったという扱いになるのだそうです(これは都の担当者に聞いた話なので間違いないです)。

しかも、授かったらリセットされるのかと思ったら、自然妊娠で授かった場合はリセットできないらしく、今後第二子を授かれなくて不妊治療をする際は、保険適用で移植できるのは残り1回で、しかも、タイミング法や人工授精にステップダウンすることも叶わないのだそうです。

制度自体がなんかうーんだし、クリニックも事前にこういうことは教えてくれ。マジで。知ってたら仕事のストレスがない時期とかに調整したのに。(後の祭り)

3.費用

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