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ドラクエとゲーム脳の話

これまで200本近くのゲームをやってきたであろうワイ。
最近、吉幾三×バイオハザード「俺らこんな村いやだLv.100」がバズっているので、ゲームの広告について書こうかなと思います。
20年以上プレイしているドラクエについて。

1.ドラゴンクエスト初代「キャスト:あなた」

ドラクエの一番初めのCMって、意外と見たことない人いるんじゃないでしょうか。
マジで、これで売れたの?という感じで、クッッッソダサくはあるんですが、なにかやりたいことはわかりますよね。

Character design 鳥山 明 (ドラゴンボールの人)
Written 堀江 雄二 (このころすでにポートピア連続殺人事件を手掛けている)
Music すぎやまこういち(ドラクエのファンファーレ作った人)
cast ANATA

ANATAて。Youとかじゃ駄目だったんかな。
あと最後の「ドォアァゴォングエェスト」がやばすぎる。

でも、キャストがあなた、っていうのはやっぱりすごい良くて。
ドラゴンクエストってゲームを簡単に説明すると…
ファンタジー世界の勇者になって、魔王的なボスを倒して、世界を救う。という話でずっとやってます。
ドラクエは「主人公がしゃべらない」ってことも、没入して自分が世界を救えるいい要素になってて。

やっぱドラクエって、いいですね。

2.ドラゴンクエスト7 「人は、誰かになれる」

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ぼくが一番好きなのが「7」で、7についてはめちゃくちゃ賛否両論ある。
これまでNintendoハードでリリースしていたドラクエが、初めてSONYのプレイステーションに移行した作品。
ハードが変わって、圧倒的にプレイ時間も3倍近く増えて、ストーリーも重厚に。
んで、「転職システム」ってのがあって、勇者じゃない役職にもなれるんです。

勇者のキャスト:あなた
だったのが
役職すらなくなって、それってもう、人生じゃん。

っていう感じになっています。
CMはスマップ出演で、圧倒的ボリュームのドラクエの前に、シンゴが引きこもります。
自分も、この状態になってたわあ…。

つまり、世界を救うという壮大なストーリーを前に、自分が勇者になって、立ち向かう。
ドラクエって、そんな有力感(無力感の逆、俺TUEEEE、万能感)を感じられる。
そんなん、現実よりもドラクエ好きになるよね…!

3.moon「もう勇者しない。」

moonってゲームをプレイしたのは、2年前に再配信が行われてから。
(ゲームソフトは、中古で50,000円のプレミアゲーム)
ストーリーは説明が難しくて…下記の動画を見てください。

ドラクエの勇者って、戦ってレベルアップしたり、剣を装備したりアイテムを使ったりで強くなっていく。
でも、その過程でたくさんのモンスターを殺して、たくさんのアイテムを盗んだりネコババしたりしてる。
それって、勇者ではあるけど、いいことなんだろうか。愛は、ラブはあるんだろうか…。

なんとなくで、殺したり盗んだりするな。
そんなことならゲームなんてするな。
と、いうゲーム。

4.UNDER TALE「誰も死ななくていい優しいRPG」

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3、4年前に大流行したUNDER TALE。正直MOTHERより好き。
3周して、8回泣いた。
やったことない人は何でもいいからやってほしい。

このゲーム、バトルのときに相手を戦うか、会話するか、逃げるか、いろんな選択肢を選べるんですが。
ドラクエを好きな、RPGを好きな人たちほど、自然な流れで相手を殺しちゃう仕掛けになってて。

本当にキャラクターも、ストーリーも魅力的で。
実況動画とか、冒頭1パートだけ見て「あ、これは面白いやつ」って思っちゃうね。

RPGって。ゲームって

いわゆる「ゲーム脳」を自覚したのが、この「moon」とか「UNDERTALE」をプレイしたときで。
それまで「ゲーム脳」ってウルサい大人たちが、他の何かをやらせたいから、言ってるだけだな、と思ってたんですけど。

本当に自然に、何かを殺めたり、仲間のことを「使えない」と思ったり。
そういう考え方をするようになってるのかも。

そんな当たり前を疑った人たちが作るゲームが、いま改めて評価されてるのが、すごいなあって思います。

キャストは、あなたで、
モンスターを殺してるのもあなたで、
でも世界を救うのもあなたで。

…なんか大人のゲームって、煩わしいのかも。

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