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蟻さん物語「父の命日に“頼りになるお姉ちゃん役”を卒業することにしたよ」

今日は父の命日。
あっという間に5年が経ったよ。
もう5年なんだねぇ。

いまだに時々ワッと泣くことがある。
父さんが生きている時には甘えられなかった(甘えさせてもらえなかった…が6〜7割かな)から、
泣く時は、子供みたいにオンオン声出して泣いてるよ。

小さな大人でいなくちゃいけなかった子供時代。
子供らしさを長く封印していた分、今更だけど子供みたいにさ(笑)
たまにだけどね、泣いてるよ。


何でこういうことを書いていこうと思ったか?

それは、私自身の第2章が始まったから。

49歳にして第2章って言うのも、なんかちょっと気恥ずかしい気もするんだけどさ(//∇//)

でもね、
家族のこと、家族内での立ち位置、仕事のこと、プライベートのことが
2020年の終わりくらいから2021年を経て2022年の今日まででガラリと変わったんだ。

変えようとして変わった訳じゃないことも多い気がするんだけど。

とにかく、似たようなタイミングで色んなことが置き換わって、
今は自分の仕事もコーチング以外で新しく栄養相談を始めてもいるし。

っていうか、仕事やる気になったのが6〜7年振りくらいで、
それがすごく嬉しいし、久し振り過ぎてブログもメルマガも書くのがめちゃくちゃ遅くてモタついてるし、
栄養のことは新しい情報になってるから勉強し直してるし、気が焦るわりに笑っちゃうくらい進みが遅くて大変なんだけど。

でもそれが楽しくてね。
こんな感覚も久し振り。
素直に嬉しい(*^^*)


そんなこんなな先月、妹からもらった手紙を読んで、

あぁ。
もう「しっかり者のお姉ちゃん」役はやめようって決めた。


しっかり者の、頼りになるお姉ちゃん。
急にそうならなければならなかったのは、
父が脱サラして会社を興したから。
私が小学2年生になる年だった。

それまで専業主婦だった母が父と仕事をするようになり、
家のことは子供達3人でしなければならなかった。

特に私は女の子だったからか、妹の幼稚園バスのお迎えをして
帰り道に食材の買い物をして、家に帰ったらお米を研いで。

誰が悪いとかじゃない。

家族みんながそれぞれの立場で必死だった。

両親が仕事を懸命に頑張っていたから、起業の10年後くらいには、
随分とゆとりある生活にはなっていた。

兄妹3人とも、大学や短大をそれぞれ卒業させてもらった。
そこには間違いなく感謝がある。


でもね、
49歳になった今でも、子供時代に「こうあらねばならない」や
心の奥に染みついた「我慢する」や「自分たちで何とかする」を
抱えて苦しいんだ。

いや、苦しかったんだ。

もう、やめることにしたから、過去形で書こう。


妹からの手紙を読んで、自分を振り返ってみて、出た答え。

自分がしっかりしなくちゃ!

これが自分の役割だから!

って、勝手に背負っていたモノを、もう降ろしていいんだ。

いや、むしろ、降ろした方がいいんだ。

これから自分が幸せになるために。

まぁ、それでも長年の癖で苦しさがヒョッコリ出てくるけど、前よりは少し平気な気がする。

これは時間とともに、解決していきたいと思うよ。


でね、こういうね、家族間で「本来の自分とは違う役割」を担ってきている人、少なくないんじゃないかなって思ってて。

そこからの卒業を決めるまでの自分の体験や経緯を少しずつ話せたらいいなと考えていました。

で、SNSも別アカウントを作って、そこで書いていこうと準備していたんだけどね。

昨日会った大好きなお友達に、その話をしたら、今の自分のアカウントで話してもいいんじゃない?って言ってもらって。

さらに、

「今まで経験してきたことをどんどん真っ直ぐ話したらいいよ!100話くらい!(笑)自分も読みたいし!!」

って言ってくれて。

それなら、ポツポツ書いてみようかなって、ね。

100話(笑)

そこまでなるかどうかわからないけど、なるような気もする(笑)


あ、「蟻さん」っていうのは、そのお友達から、

めぐっちょは自分をどんな存在だと思う?

って聞かれて、

「う〜〜ん…蟻さんかなぁ〜〜」

って私が答えたから。

何で蟻???ってキョトンだったんだけど、

あんまり人からわからない、気づけないくらい小さなところで、
小さい手足をものすごい必死でジタバタさせてる…

ってことをイメージしたら、

「蟻さん」

って出てきたんだよね。


小さい世界でジタバタしてるけど、
世界はもっと広くて、知らない世界がいっぱいあって。

広い空を見上げていきたいと思ったのかも。
それまで見えてなかった世界に目を向けて、もっと知っていきたいと思ったのかも。


なんか、そんな感じで、ポツリポツリと話していくことにしました。

昨日お友達と会って、この話をして、

お姉ちゃん役の卒業の話を今日から始めようとしたら、

今日は父の命日だった。


何とも言えないこの不思議なタイミングというか、巡り合わせというか。

面白いね、人生ってね。

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