ピアノの練習♪基礎練習
noteを見ていると、ピアノ関連の記事を書いている方が沢山いて、興味深く読ませていただいています。その中で、気になる言葉「練習曲がつまらない」を見るたび・・・過去の私を思い出します。
ハノン大嫌い→教える人が変わると
同じことの繰り返しで「つまんない」と思いながらやっていました。
※ここで言っている「ハノン」の練習曲はno1~no38のことです。
レッスン中眠くなり舟をこいでしまい、先生に手をピシッと叩かれた記憶が鮮明に残っています。
親になり、子どものピアノ教室に付き添い、レッスンを見学させてもらうと、「ハノン」の弾き方が違う!!
「ハノンも音楽的に弾くのよ」という言葉を聞き、目からウロコでした。
ハノンが素敵な音楽に聴こえてきたのです!!
そうしたら、そういう本も出版されているのを見つけました。
私の教室の生徒の中には、「ハノンが一番好き」とか、スイスイ弾けるので、「この曲を発表会に弾きたい」という生徒さんまで表われ、過去のハノン嫌いな私に教えてあげたい!!
スケール、半音階、アルペジオ→パズルを解くように脳を使い、指先に伝える
私が子ども時代(小中高校)のレッスンでは、ハノン39番のスケールを楽譜通りにやっていました。
大人になった今のレッスンでは、楽譜通り→オープンクローズ→3度、6度→のオープンクローズ・・・指使い等、脳をフル回転させないと指がこんがらがる・・・発狂しそうになるけれど、毎日コツコツやっているとできるようなるから「練習は裏切らないな」と思わせてくれます。
今は、基礎練習は「つまらない」と感じなくなっています。
攻略するゲームのようです。
この気持ちを、教室に来ている生徒たちに伝えたい。
美しい練習曲集
今レッスンに通っている教室で勧められる曲集は、今までに見たことも聴いたこともない、素敵な曲ばかり。
Heinrich Germer・・・ツェルニーの練習曲なのですが、私が子供時代に取り組んだものと違います。ピアノをしっかり鳴らせるように、指先、手首、肘、腕、身体を使って演奏できるように作られた練習曲。弾きごたえがあり、止まらず弾けるようになると、「かっこいい」と感じる曲が多いです。16分音符、32分音符と、テンポは速いです。
私が子ども時代はツェルニーの練習曲というと、全音の「リトルピアニスト」「30番練習曲」という教材でした。言われるがまま、練習していたので、何の感情も動きませんでした。
HENRI LEMOINE・・・手首や肘を使って「歌うように」弾けるようになるように作られた練習曲。流れるような美しい曲が多いです。
HENRI BERTINI・・・「音の跳躍」「手を広げて弾く」等、美しくダイナミックに弾く。という印象の曲が多いです。
※私個人の感じ方ですので、同じ教材を使っている人でも、同じように感じるとは限りません・・・
▶その後・・・
この記事に着手したのは、昨年8月でした。
5か月の間に、教わる先生が変わりました。
この先生の考え方が、また違って「視点をぐるりとひっくり返されました」
美しく音楽的に弾く
ピアノを弾く人は誰しも最終目的は、コレに尽きると思いますが・・・
「美しくない」「音楽的でない」弾き方をすると、すぐに演奏を止められます。楽譜を見て「こういう音型の時には、強弱記号がついてなくとも、こうやって弾くんですよ。」と、先生が弾くと、確かに美しい~
「フォルテがついているからって、全部強く弾いたら『うるさい』ってなりませんか?」と先生が弾くと、はい、確かにうるさいです!
家で練習する時に、「つっかえないように」「指使い間違えないように」という意識から、「美しく聴こえるように」という意識になったら、あら不思議。いつも弾けなかったところがスルッと弾けるように。
(ツェルニー40番練習曲)
(1574文字)
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