お通夜が明けました

昨晩は葬儀場で夜を明かしました。
私の長男がつきあってくれましたので、0時から4時まで仮眠をとり、そのあとはスライドショウを見ながら、父にいろいろと話しかけていました。

私は就職してから父とは年に数回の会食をしていました。
時には父のなじみの居酒屋、ふぐ料理など、若い私には初体験も多くいつも楽しみにしていました。
それは父も同様だったらしく、母に言わせると会食の日が近づくと嬉しそうだったそうです。
きっと、次はどこに行こうかと考えるのも楽しかったのでしょう。

会食ではたわいもない雑談が主でしたが、時には父の苦労話や職場の名物課長の話なども聞きました。この時に「ボクは死ぬときになってチューブをいっぱいにつながれて生かされるのはまっぴらや。延命治療なんかしてほしくない」という話を聞きました。
これは父を自宅で看取ろうと思った最大の理由でした。

仮眠の後、長男と交代し父の棺の近くで時を過ごしました。夜が明けるまでの間、父のことやかつての会食のことを思い出していました。

そのお通夜も明けました。(今は4/10の午前7時半)
今日はいよいよお葬式です。
見送りプロジェクトはあと少しで終わりです。
見送った後には今度はお片付けプロジェクトが待っていますが、今は見送ることを考え、父を笑顔で見送ってあげたいと思います。

父もきっとハラハラしながらも楽しんで見てくれているはずです。
多少の失敗はご愛敬というつもりで、きょう一日を乗り切ります。

では、いってきます。

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