見出し画像

12 「自分で考える力」ゴードン博士の「親業」で出会う博士の言葉

ゴードン博士のご著書「親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方」(大和書房)から、私が1人の親として、また「親業」のトレーニングのインストラクターとして、気づきや感動した文章をシリーズでご紹介してます。


親も、子供が自分で解決していくことを信頼して、子供が話を途中でやめても、それを認めてやってよいではないか。自分の人生の問題に建設的に対処する子供の能力に信頼をおいても大丈夫なことを、専門家はその経験から知っている。
(第4章P80)


能動的な聞き方は、あとに続く出来事のきっかけになるだけで、その出来事の結果は親に全然わからない場合もあれば、しばらくの間だけ目につかない場合もある。これは子供が親と話した後も、自分で解決策を考え続けていることが多いということから起こる。専門のカウンセラーは、こういうことをいつも経験している。(第4章P80)


能動的な聞き方をすることで、子どもは驚くほど自分で解決策を考えることができることを色々な場面で実感してきました。

まだ、幼い幼稚園児でも時間をかけて能動的に聞くことで、親が考えてもみなかった解決策に辿り着くことがしばしばあります。


思い出深い経験の一つとして、息子が中学生の時に部活の悩みを話してくれたことがありました。能動的な聞き方で一生懸命に話を聞いても、結局は結論らしきものにたどり着かなかったことがありました。

話ができたことだけで、心のモヤモヤが解消したのかなと思っていたら、なんと1ヶ月以上経ってから「あのさ、いつか話たことだけど、解決したから」と報告を受けたことがありました。


1ヶ月以上も時間をかけて、自分なりに考えていたのだなと驚いたことがありました。相手の問題は相手に任せることの大切を実感した出来事でした。

ホームページ・face book・ブログ
公式LINE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?