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限られた文字数で。

短歌を書ける人に憧れます。
都々逸を書ける人にもめちゃくちゃ憧れます。

そんなことを考える今日この頃。

いや、短歌って凄いよね。
31文字だよ!?たったの31文字。Twitterの3分の1以下。

そんな文字数なのに、空気感とか、思いとか、しっかり伝わるじゃないですか。

しかも、大体の文字数に決まりがあるじゃないですか……字余りなんかもあるけれど。
あの区切られた文字数、リズムで醸し出す空気感。
とても憧れる。

最近、歌集を読むのにハマっています。
最近の歌人の方って本当に、この言葉選び自分にはできないなって読んでて唸らされるというか。
作ってもなんか二番煎じの気がして、凹むというか。

特に、好きなのは歌集『水の聖歌隊』。

著者の笹川諒さんの書かれる短歌は、その言葉の並びもあってかとても余韻とリズムを感じるんですよね。
この表紙みたく、水の中に言葉が染み入っていくような感覚を覚える歌。

お気に入りの歌をいくつか引用。

ソ、レ、ラ、ミと弦を弾いてああいずれ死ぬのであればちゃんと生きたい
『水の聖歌隊』笹川  諒
遠目には宇宙のようで紫陽花は死後の僕たちにもわかる花
『水の聖歌隊』笹川  諒
砂糖菓子ひとつにしても夢ならばこころに添った形なのだろう
『水の聖歌隊』笹川  諒

本当にどれも透明感のある情景が思い浮かんで、ほう、と思わず溜息が零れてしまう。

このセンスを身につけたいなぁ、と思いつつ。
難しいなぁと思いつつ。

都々逸も凄いよね。
というか、都々逸って更に短いんだけど。
あの短さに恋をありありと歌うんだよなぁ……。

私的に短歌は駄作なら頑張って作れるのだけれど、都々逸は本当に作れたことがない。
マジで作れたことがない。

頑張って作っていたら身につくのかしらん。と悩みつつ。
短歌や都々逸にも少しずつチャレンジしていきたいなと思う今日この頃です。

あ。
後、誰かオススメの歌集教えてください!!!

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