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涙活のススメ/書く習慣1ヶ月チャレンジ9日目

泣くのが苦手だ。
と言うより、喜怒哀楽の喜と楽以外の感情を人前で見せるのが基本苦手だったりする。
幼い頃から「どんな理由であれ泣くのは卑怯」と育てられた事もあり、泣くのは殊更苦手な事だ。
人前で泣いた日には自己嫌悪の渦でぐるぐるしている。

そんなゆんなので、基本泣かない。
めったな事では泣かないんだけど、極たまに強制的に自分を泣かせる時がある。

皆様、涙活というものをご存知だろうか。
涙活とは「意識的に涙を流すことで、ストレスが軽減される効果を目的とした活動」のことなんだけど、自分の場合、割と以前からとても無意識にこの「涙活」をやっていた事に、言葉を知った時に初めて気付いた。

ゆんには、ストレスが極限まで溜まるとベッドの上で推しの泣ける二次創作をひたすら梯子しながら、飲食も忘れてただただ半日以上もボロボロと泣いている日があるのだ。

号泣。
ただただ号泣。
涙を拭うこともせずただただ号泣。

多分傍から見たらかなり怖い光景だと思う。
だって、片っ端からpixivのお気に入りに追加している泣ける小説を梯子してずっと泣いているだから。

なんかもう、本当にヤバい人だよね。

やりだした本人は本当に無意識で、朝起きた瞬間なんとなくで「泣けるけどちゃんとハッピーエンドで終わる推しの話がみたい」とぼんやり考え、pixivを立ち上げて泣き出している。
さて、今日は涙活しようとも考えていない。

「泣きたい私は推しの涙まで貪る」とでも言うべきだろうか。
でも、ハピエン厨なので泣けてもラストがハピエンじゃないのならノーセンキューしたい。

兎に角2次元の推しの存在の尊さと、展開の切なさに心を打たれつつ、推しの永遠の幸せを願って泣いて過ごしたい日があるだけ、と思っていたのだけれど、どうやらそうでも無いことに気付いた。

仕事を変えてから、そういう気分になる日の頻度が減ったのだ。

一時期は本当に週一でボロボロと泣いて過ごしていた。
起き上がる気力もご飯を食べる気力もないまま、ずっと何かをする気分になるまで泣いて泣いて泣いていたら夜だったという日も少なくない。

ただ、仕事を変えて以降その頻度は2週間に1度になり、1ヶ月に1度になり、今では数ヶ月に1度になっている。

それに気付いた時、自分は余程泣きたかったのだなぁ、とわかった。
そして、割と疲れていた事にも。

今でも、数ヶ月に1度ボロボロに泣く日はやってくる。
ただただ推しに感情移入しつつ。
推しの涙に自分も涙しつつ。
そして、願わくば推しが恒久的に幸せである事を祈りつつ。

そして、そのハピエンにほんのちょっとの羨ましさを感じながら。

きっと、物語の中の誰かみたいに、自分も誰かに助けて欲しくて、そして心底甘えたい日。
でも、未だにそこまで心を許せる相手も現れない事にちょっと寂しくなる日。

今はただ、羨ましいと、寂しいと、辛さに偶に泣く自分を、自分が一番抱きしめてあげよう。


後、pixivにもめちゃくちゃ感謝だな。


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