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「会社員がコーチングを学ぶ意味」を考える

前回の記事で「コーチングを学び始めた経緯」を振り返りました。

現在の私は、所属する会社員コーチのコミュニティで「コーチングの学びが職場のこんな場面で役立つ」を改めて定義しようとしています。
今回は、こちらの背景を少し掘り下げてみます。

経営者や管理職じゃなくたってコーチングを学んでいい

なぜ「コーチングの学びが職場のこんな場面で役立つ」を改めて定義したいのか。
端的にまとめると、
・経営者や管理職じゃなくたってコーチングを学んでいいと感じたから
というのが大きいです。

コーチングを職場で活かそうとするときに思い浮かべる場面といえば。

組織のビジョン策定、1on1、プロジェクトマネジメント、部下の目標設定面談…

これらは半年くらい前まで私自身が漠然と思い浮かべていたもの。
コーチングは目標に向かっていくものですから、こうした活動が中心になるのは当然のことです。

でも、私自身は上記であげたような場面でコーチングを使おうとして学び始めたわけではないんです。
それなのに、会社員がコーチングを学ぶ機会として、経営者や管理職の立場の事例をあげてしまう。
例えば自分の友人たちに説明しようとしてもイマイチ縁遠い説明になってしまう。

そうでないよね、と。
コーチングの学びは誰にでも取り入れることができるはずで、一種の習い事のような選択肢となってもいい。
それなら、役職に関係なく、ひとりの働く人間として、身近に感じられる話を伝えていきたい。
そんな想いから、もっと日常の事例に目を向けてみようと考えるようになりました。

日々の仕事でコーチングの学びが役立つ場面を考えたい

「コーチングを活かす事例」ではなく、「コーチングの学びを踏まえた事例」。
言葉のアヤみたいですが、この違いにはこだわりたいと思っています。
コーチングを活かすのは難しいかもしれないけれど、コーチングの学びを踏まえてできることはあるかもしれない。

例えば日々の仕事のやり取りだって。
1つの仕事を完成させるという共通のゴールに向かって仕事をしていると考えれば、依頼の仕方や最初のひと声に取り入れられることがあるかもしれない。

あるいは、目標設定面談というイメージだけだと管理職の話になるかもしれないけれど、受ける側の立場に目を向ければ新しく活かせることがあるかもしれない。

そうであるなら、相手をコーチングすることを目的としなくても。
コーチングの学びそのものを活かせる場面がありそうだと。
そう思って今はやっています。

少しでも言語化できる状態を目指す

以上の背景から、現在の私は「コーチングの学びが職場のこんな場面で役立つ」を深めるため、所属する会社員コーチのコミュニティTCSxBusinessで学んでいます。

TCSxBusinessは、企業や団体など、組織に所属しながらコーチングを学び、日々の仕事や活動に活かそうとしている皆さんの集まりです。
職種や業種、働き方や背景により様々な見方があって、自分の知らない世界がこんなにあるのだと毎回発見の連続です。

果たして「こんな場面で役立つ」をどこまで具体化できるのか。
自分の中で手探り感もありますが、少しでも言語化できる状態を目指したいです。

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