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虹を奪い合って

みなさんは「虹」という言葉からどういうイメージが連想されるだろうか。
虹という言葉から連想されるイメージ・象徴はいくつかある。


連帯/正義

まずはLGBT運動を連想させるシンボルカラーとしての虹

いくつもの色をもつ虹は多様性の象徴とされる。
LGBT、フェミニズム、社会正義としての虹である。

科学

虹は科学の輝かしい功績のシンボルとして用いられることもある。
ドーキンス「虹の解体」は、詩人キーツが「科学が虹の原理を明かしてしまったためにロマンを壊した」と嘆いたことをうけて、むしろそれは誇るべきだという気概で書かれた。


ニュートンの研究結果によって虹がただの自然現象となったことを科学者は誇る。
科学、知性主義、ブライト運動の虹だ。

宗教

 いまでこそ虹はLGBTのシンボルカラーだが、いにしえから虹は神と人との契約のしるしであった。
 (神が人と約束をして、その印として空に虹がかかるイメージ)

https://jp.kingdomsalvation.org/gospel/the-scroll-opened-by-the-lamb-013.html


このように虹は宗教的にも重大なシンボルだ。虹を神話的な一要素とみなす考え方は人類でもっとも古い。

相互関係

これらそろって虹を掲げる科学、宗教、フェミニズムの3つは21世紀においてそれぞれ敵対している

科学宗教神(超越的存在)の実在性で対立している。

宗教フェミニズムは堕胎や女性の自由などのライフスタイルをめぐって対立している

科学フェミニズムは男女の生得的な差などの不都合な事実研究に対するキャンセルカルチャーで対立している

考えれば考えるほど2つの陣営に同時に所属することはできない。選べる虹はひとつだけだ。



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