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illustratorでオブジェクトごとアートボードをグリッド状に複製するスクリプト

例えばバナーとかチラシでもそうですが、1つデザインを作ったあとに、それを元にバリエーションを増やしたり原稿を差し替えたりする時、Illustratorのアートボードツール(Shift + O)で、複製したいアートボードをalt+ドラッグで複製するのではないでしょか。

そして、これが意外と頻繁にあるんです。

面積が大きくないバナーとかなら良いんですが、面積が大きくオブジェクト数も大きいLPやチラシなどを複製する時、ドラッグするのが結構モサッとしてあまり好きではない。

更に、アートボードの間の間隔を、例えばピッタリ300px開けたい、みたいなきっちり数字を指定して複製するのもドラッグだと大変です。

そんなときに便利なスクリプトが今回のスクリプト。

■主な機能

  1. グリッド状に一気にアートボードを複製できる。
    タテヨコの数、アートボード間のアキ(間隔)を指定できます。

  2. オブジェクトごと複製できる。

  3. 複製されたアートボードには、指定されたプレフィックスと連番が付けられる。

  4. 複製の方向(左右、上下)と番号の優先順位(横方向、縦方向)を指定できる。

■使い方応用編

DTPの場合、あまりページ数の多いものはindesignを使うと思いますが、数ページの軽めのものならIllustratorで制作するシーンもあると思います。

しかしIllustratorでは見開き設定はないので、アートボードで擬似的に、手動で見開きページを作る必要がある。

そんな時、本スクリプトを使えば、ワンタッチで見開きのアートボードを生成することができます。

上記の説明動画で実演していますが、左右の数を2、左右のアキを0にすれば、見開きページのアートボードを一気に生成できます(上下の値は任意)。
また、複製の方向や優先度も設定できるので、右綴じ用の見開き設定のようなアートボードの生成も一発です。


色々書きましたが、個人的には、ツールを切り替えてドラッグするという手間がなくなったのが、このスクリプトの最大の恩恵だと思います。

何度も何度もやる小さな作業ほど、余計な手間は減らしたほうが精神的にも肉体的にもいい。そのストレスから開放されました。

■ダウンロード
BOOTHにて販売中です。下記よりご購入いただけます。


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