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動画広告の活用事例

 皆さんこんにちは!
 Effic編集部通称ワタクシです!

 そろそろGWの足音が聞こえてきたこの時期、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 私は毎年義実家に帰省しているのですが、昨年はコロナ禍で帰省することが出来ず…今年は帰省したいな〜と思いながら日々を過ごしています…

 さて、今回は動画広告の活用事例というテーマでお送りします!動画広告を使って成果を上げている企業はどのように活用しているのか気になる方も多いのではと思います!
 この記事では、こちらの3つの例を挙げていきたいと思います!

FightSong株式会社

 女優の橋本環奈さんがTVCMに出ていることでもお馴染みのゲームアプリ「放置少女」を運営されていた会社さんです!(※2021年04月13日現在は、C4 Connect株式会社という会社が運営されています

 ちなみにワタクシはまだこのアプリをやったことがありません…比較的ゲーマー要素を持っている中の人なのですが、最近はNintendo Switchでゼルダの伝説ばかり…

 さて、この会社さんはどのように動画広告を活用されたのでしょうか?まず、結果から!
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 ・CPI:▲46%
※TVCMの放映とYouTube動画広告の両方を配信した地域では、TVCMのみ放映した地域に比べ、46%低いCPIで新規ユーザーを獲得
 ・DAU:+20%
※TVCMとYouTube動画広告の両方を配信した地域では、課金率や LTV(ライフタイム バリュー)の高い自然流入のユーザーが倍増したなど、アプリ全体の DAU(サービスを利用したユーザー数)は 20%向上
出典:Google LLC.「CASE STUDY - アプリ キャンペーン」、(https://services.google.com/fh/files/misc/casestudy-fightsong.pdf 2021年04月13日閲覧)
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 CPI?DAU?という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単にご説明しますと、
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CPI(Cost per Install):アプリケーションの1インストール当たりの単価を表します。
DAU(Daily Active User):1日当たりのアクティブユーザーを表します。
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 実は、ワタクシは以前スマートフォンのアプリケーションの開発をしている会社に勤めていたこともあり、エンジニアやアプリを担当しているプロダクトマネージャーの方々はこういった数値を日々追い掛けていたことを思い出しました…。
 結論から申しますと、CPIがほぼ半減するというのはかなりすごいことで、浮いた広告費を開発費用や営業費用に回すことができ、アプリのキャンペーンを打つなどしてロイヤルカスタマーを増やすことが出来る、など、複合的な相乗効果も期待出来ます。上記の出典記事を読むと、アプリのキャンペーンを通じてYoutube広告を出稿したとのことですが、CPIが下がったことにより、新たなキャンペーンを打つことが出来たり新規ユーザーが増えたりしたことによって、DAUが向上したのでは、と推察します。
 アプリの新規ユーザーを獲得していく際、「新規インストール」を目的に広告を配信したりキャンペーンを打ったりすると、結果的にCPIが高騰していく可能性がありますが(これはCV目的のSNS広告など、広告全般に言えることですが)、この事例は「ブランディング」を目的に動画広告を配信したことによって、相乗効果も生み出すことが出来た好例かと思います!

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株式会社SmartHR

 次の事例は、もしかしたらこの記事を読んでいただいている方の会社も使っているかもしれない?クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を開発する株式会社SmartHRさんです。ちなみに、ワタクシが以前在籍していた会社でもこちらのサービスを利用していました!
 さて、この会社はどのように動画広告を活用したのでしょうか?まず、結果から見ていきましょう。
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True View for Action動画広告のコンバージョン
・TrueViewインストリームとの比較
 CPA:▲40%
 CTR:+200%
・検索広告のコンバージョン(検索広告への影響)
 検索広告のコンバージョン:+8%
 検索広告のコンバージョン率:+3%
 検索広告のCPA:▲4%
・ブランドリフト効果(デモグラフィック配信動画広告と比較)
 商品・サービスの比較検討リフト:+30%
 商品・サービスの購入意向リフト:+40%
出典:Google LLC.「急成長を続ける SmartHR が実践するBtoB SaaS マーケティング戦略」、(https://lp.cloudplatformonline.com/rs/808-GJW-314/images/Google_SaaS_Day_200227_Seesion11.pdf 2021年04月13日閲覧)
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 数字を見ても、広告効果が非常に良かったのだな、と思います。
 SmartHRさんは、Youtube広告の中でもユーザーに情報を登録してもらうTrue View for Action広告を上手く活用し、リード顧客の獲得や認知度を高めることに成功した好例かと思います(SNS広告を運用されたことがある方は、Facebookのリード広告を思い浮かべると分かりやすいかもしれません)。
 CPA?CTR?という方もいらっしゃるかと思いますので、ここで簡単にご説明します!
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CPA(Cost per Action):目標とする1アクション(例えば、問い合わせや成約など)あたりのコストを表します。
CTR(Click Through Rate ):クリック率のことです。
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 YoutubeのTrue View for Action広告の特徴は、Facebookのリード広告のように、LPやホームページに遷移させること無く、フォームの入力まで可能な点です。
 おそらく、この記事を読んでいただいている方も「広告が出てきて興味は若干あるのだけど、問い合わせフォームまで行くのが面倒なんだよなぁ」と思われる方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?そういった心理的障壁を取ることによって「ユーザーが問い合わせをしやすい動線」を作り、成果が出た事例です!また、Youtube広告によって認知度も上がり、ブランドとしての価値も向上した事例として覚えておくと良いかもしれません!
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佐藤製薬株式会社

 最後は「ユンケル」でお馴染みの佐藤製薬株式会社さんです。
 「BtoC」「BtoB」というワードは仕事をしているとちょくちょく耳にするワードですが、最近「BtoF」というワードも聞くようになってきました。「F」とは「Fun」を指しますが、要は「ファンを増やす」ということですね。では、まず結果から見ていきましょう。
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「購買意向上昇率」女性が男性の約10倍向上
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 アルファベットが出てこない分、分かりやすいですね!ご存知の方も多いかと思いますが、元々ユンケルはイチロー選手をイメージキャラクターとして起用されていました。記憶にも新しいですが、2019年3月に惜しまれながらも現役引退を表明されたイチロー選手、関心度が高かったこの時期に合わせて佐藤製薬さんは特別CMを使ったプロモーションを実施しました。

 いやめっちゃかっこいいやんけ…元野球部だったワタクシ、イチロー選手のシグネイチャーモデルのバットを使っていたことを思い出しました…
 この動画は実はものすごく特徴的で、「商品の効能は謳っていない」のです。「ユンケルって栄養ドリンクですよね?だったら『こんな性能がある!』という訴求をする方が良いのでは?」と思われる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 実は、この動画の目的は「ファンを増やす」というところにあったのです。「もともとユンケルに関心があった人」や「もともとユンケルを飲んでいた人」は訴求せずともユンケルの購入をしてくれます(中の人も風邪を引くとユンケルを飲みますが)。ただ、「今までユンケルを飲んだことが無い」「ドラッグストアではよく見るけど買ったことが無い」という人を振り向かせる為には「気持ち・心」に訴求する必要があったのです。「惜しくも引退されるイチロー選手。ユンケルはこれからも応援し続けます。」というメッセージを見ている人に伝えることによって、「イチロー引退しちゃって寂しいなぁ」と思っている人たちの心に訴え、その心に寄り添うクリエイティブにしたのです。そうすることでファンを増やし、マーケティングに繋げていきたい、という目的があったのですね。
 結果としては、今までユンケルにそこまで興味関心が無かった層(特に女性層)への訴求が上手くいき、上記のような結果になりました。動画のクリエイティブの部分で言うと、そこまで難しいスキルや技術は使っていないように見受けられます。しかし、この動画を見た時に心が動く理由は、シンプルな届きやすいメッセージやその構成にあるのかもしれませんね。

出典:ヤフー株式会社「Yahoo!JAPAN マーケティングソリューション」、(https://marketing.yahoo.co.jp/case/post/20200918850416.html 最終閲覧日:2021年04月13日閲覧)
 
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 今回の記事はここまでです!
 思ったより長くなってしまいました…ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございます!

 今回は、動画広告の活用事例というテーマでお送りしましたが、企業によって様々な活用方法があることが分かりました!リード顧客を増やしたい、ファンを増やしたい、など様々なニーズがありますが「どういった目的でどのような動画を作るか」は非常に重要なことです。
 「動画を作りたいけど、どうやったら良いのか分からない」という方は是非、Efficまでお問い合わせいただけたら嬉しいです!

 次回は「TVCM vs WebCM」というテーマでお送りします!
 どっちの方が安く作れるの?どっちの方が効果があるの?など、いろいろな観点から比較してみたいと思いますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
 こんな内容を読んでみたい!というご要望がありましたら、コメント欄にお気軽にご投稿ください!
 本日もご覧いただき、ありがとうございました!

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