見出し画像

WebSocketとは?

WebSocketとは、Webブラウザとサーバー間でリアルタイムの双方向通信を可能にする通信プロトコルです。以下にWebSocketの主な特徴と仕組みをまとめます:


WebSocketの主な特徴

  • 双方向通信: クライアントとサーバー間で同時に双方向のデータ送受信が可能

  • 持続的接続: 一度接続が確立されると、切断されるまで接続が維持される

  • 低遅延: HTTPと比べてオーバーヘッドが少なく、リアルタイム性の高い通信が可能

  • フルデュプレックス: 送信と受信を同時に行える

WebSocketの仕組み

  1. クライアントがHTTPリクエストを送信し、WebSocket接続へのアップグレードを要求

  2. サーバーがアップグレード要求を受け入れ、WebSocket接続を確立

  3. 確立された接続上で、クライアントとサーバーが自由にデータを送受信

  4. どちらかが接続を切断するまで通信を継続

主な用途

  • チャットアプリケーション

  • リアルタイムゲーム

  • ライブ配信

  • 株価情報などのリアルタイム更新

  • 協調作業ツール

HTTPとの違い

  • HTTPは要求-応答モデルで、各通信に新しい接続が必要

  • WebSocketは持続的な接続を維持し、サーバーからのプッシュ配信が可能

WebSocketは、リアルタイム性が求められるWebアプリケーションの開発に適しており、効率的で応答性の高い双方向通信を実現します。

WebSocketを使った具体的なアプリケーション例は?

チャットアプリケーション

WebSocketはリアルタイム通信が必要なチャットアプリケーションに非常に適しています。クライアントとサーバー間で持続的な接続を維持し、メッセージの送受信を即座に行うことができます。例えば、Monacaを使用したチャットアプリの実装例があり、Node.jsやRubyなどのサーバーサイド技術と組み合わせて使用されます。

オンラインゲーム

リアルタイム性が求められるオンラインゲームでもWebSocketは広く利用されています。ゲーム内のプレイヤーの動きやアクションをリアルタイムで同期させるために、WebSocketの双方向通信が役立ちます。

ライブ配信

ライブストリーミングやウェビナーなどのライブ配信サービスでもWebSocketが使われます。視聴者からのコメントや質問をリアルタイムで受け付け、即座に反映させることができます。

株価情報のリアルタイム更新

金融アプリケーションでは、株価や為替レートなどのリアルタイム更新が不可欠です。WebSocketを使用することで、ユーザーに最新の情報を即座に提供することができます。

協調作業ツール

Google Docsのようなリアルタイムで複数人が同時に編集できる協調作業ツールでもWebSocketが利用されています。これにより、ユーザーが行った変更が即座に他のユーザーに反映されます。これらの例からもわかるように、WebSocketはリアルタイム通信が求められるさまざまなアプリケーションで効果的に使用されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?