逡巡

私にはキャリアプランが全くない。

中学生からなりたいと思っていた職業に就け、それからは日々の業務に精一杯であった。
この職業に就くことが目的になってしまい、その先どういうふうに働きたいかがわからない。

非常に忙しいがその中でも何が得策か見出したり、最終決定するためサポートをしたりやりがいはとてもある。
私自身がこの職業についてやりたいと思っていたことであり、このままで良いのではと思う。

ただ、そういうわけにはいかず、管理の方に進むのか、スペシャリストになるのか経験年数を積むにつれて選択肢が差し迫ってくる。
選択しないといけないのは仕事だけでなく、日々の生活においても、結婚や家族計画といったところも考えて生きていかないといけない年齢が一歩手前まで来ている。

この時私が何をしたいのだろうと考えても何も思い浮かばない。
この先、興味のある分野を極めていくのが望ましいが興味のある分野が複数あり、さらにそれが両極端にあるからこそどうしたいのかが決めきれない。
だからこそ今の両極端の事象が起こる今の現状に満足しているのだろう。

やりたいことと、なりたい未来、それらがどうしても見えない。

流れに身を任せておけばいいよとアドバイスをもらうこともあるが、それだとこの数年と同じような生き方をずっとし続け、空虚な大人にしかならない。

別に偉業を成し遂げたいというわけでもないが、目標をもって生きていける人間になりたい。

そう思うのはやはり誰かに認められたいからなのか、そこはわからない。

もう一年くらい許されるのであれば人生について何も考えずに生きさせて欲しい。

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