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029 モヤモヤ

何となくモヤモヤした今朝。
理由はわかっている。月1回の高齢の両親との食事。
何を言われるわけでもないし、御馳走になるだけなのに、
私のココロは憂鬱でいっぱいになる。

小さい頃から真面目に両親の言うことを聞いてきた。
不器用な私のやることは常にダメだしされたし、
「あんたはだらしない」という両親の言葉を信じて生きてきた。
「私はだらしないダメな子」だと思ってきた。
両親から言われる言葉はすべて正しいと思ってきた。

自分をみつめるようになって、様々なことに気づき始めた。
完全に両親(特に母)の言いなりだった私。
母に都合よく利用されていた。
あるときは、だらしない「できの悪い子」として・・・
あるときは、自慢できる「聞き分けの良い子」として・・・

いま、両親に会うと当時の自分を思い出し、猛烈に腹が立つ。
私をいいように扱いやがって・・・
都合のいいように使いやがって・・・
もう私はあなたたちの「便利屋」になんかならない。
わたしのことは構わないで。

社会に出てから「都合のいい人」として扱われてばかりだった。
辛かった。寂しかった。
何でだろう?わたしの何が悪いんだろう?
ずっとずっと悩んでいた。
・・・なんてことない。
私は、親にとって「都合のいい子」として育てられてきたからだったんだ。
無自覚に、自ら「都合のいい人」のポジションを選択していたんだ。
気づいたときのショックは相当なものだった。

いろいろとあって、いま、両親が私にダメだしすることはなくなった。
ただ、それでも私の中には、まだまだ自分でも気がつかないほど
沢山の「怒り」が潜んでいる。

両親に会うたびに、少しづつ思い出す
静かに怒る・・・怒り続ける・・・
そして、手放す。

そんなことを繰り返している。


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