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洒落る


「秋月のアイデンティティって服?」と聞かれてうーむ、となってしまった。

僕は他の人より長けている部分がまるでない。
大学を卒業したわけでもなく、金持ちなわけでも顔がいいわけでも背が高いわけでもない。
そりゃ服は好きだけど、上には上がいるし僕みたいなのが「服がアイデンティティです」なんて言えるのかな、ってね。
販売員時代はブランドだの、セレショだの、縫製だの色々勉強はしてたけど継続してやってるかと言われたらそんな事ない。ってことはね、好きでやってるかと思ってたけど少なからず義務感はあったと思う。
それでアイデンティティと呼んでいいのだろうか。
ていうかアイデンティティってなんだようざいな。

お金を貯めるために節約節約。
外食しない、UberEATSを辞める、減煙…
普通に生活していく上での贅沢を尽く取り上げてしまえば簡単にお金が貯まるだろうか。
服なんて言っちゃえばファーストリテイリングでいいわけだし、明らかに無駄な出費。
だが、服を取り上げてしまったら…
結構「今まで何やってきたんだろう」となるかもしれない。

人生なんだよ!上には上がいようが義務感を感じようが好きなもんは好き;;
「服に着られてる」「高い服を身にまとって強くなったように見せてるだけ」「見栄っ張り」って。
好きの矛先が服に向いてるからそりゃお金出すでしょうが。
お店に行って触って着てみて初めて味わえる喜びや感動、接客込みでその対価を払ってるのよ。

買う理由がお金なら辞めなさい。
買わない理由がお金なら買いなさい。

ずっとこの言葉を大切にしてきた。
洒落た言葉を胸に今夏も自分なりに洒落たい。

p.s.将来、結婚して子どもができて趣味を捨ててたら笑ってくれ

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