羨ましがられるのもしんどいが蔑まれるのもしんどい
人手不足の業種というのは大体しんどくて給料が高くない、というイメージだが、
医療分野だとある程度敬意を集められてもそれ以外だといくら必要でも結構下に見られることが多い気がする。
お前それしかできないんかみたいな気持ちなのか?
でも競争率が高いところに入っていって、コネを作ったり、何回も面接受けたりして自分をアピールして、っていうのに疲れるから、
人足りないところは比較的そこまで選り好みされずにすっと決まりやすいしいざとなれば辞めやすいからそっちに行こうという作戦もあると思う。
話題のワーキングホリデーで外国に行ったが、日本人も多いし自国の状況が悪すぎて本気で移住したい中国人やその他アジア人、南米諸国の人など群雄割拠というかんじで本当に仕事探しが難しい。
皿洗いからはじめ、たまたま会った人の紹介で運良くようやくコーヒーを作ったり、接客したりする仕事に就くと、今度は色んな人からどうやってその仕事に得たのか、その職場に空きはないのかと会う人会う人に聞かれまくり、それで優越感に浸れる阿呆ならよかったが、実際のところ週3しかシフトに入れてもらえず、人を助けている余裕もないし、いちいち向けられるがつがつしたオーラがしんどい。
バイト中に履歴書を何人も配りにきて、最初は受け取っていたが、どうせ見ないならと、私ももっと働きたいくらいなんだと、断ることにした。
一歩遅れていたら、自分がそうなっていたんだ、とつらい気持ちだがしょうがない。弱肉強食の世界。
しかし結局のところは毎日同じことを繰り返す給仕。もっと英語がペラペラで、何かの資格があって簡単にはなれない仕事について、高いポジションに行けばもう遠すぎて誰も羨ましがらない。
結局自分でも実現可能なポジションに、そうでもなさそうやつがいるから羨ましがられるだけだ。
結局その仕事はいいところより嫌なところが目立ってきて辞めてしまい、
その後もっといいのを見つけられたかというとそうではないが、もっと合っている人がその仕事を得たろうからよかったんだ、と思うことにした。
奇しくもさっき読んだムーミンの漫画で、
普段働かず気ままに暮らすムーミンたちが変な人にけしかけられ、働いて義務を果たさなければ!と取り憑かれて働きに出たり変な自己啓発講座に手を出したりする。
最終的にスナフキンが、仕事を探している、本当に困っている人に仕事を譲ろう、ママが一生懸命ジャムを作って配ってしまったら、それを仕事にする人が困ってしまうという論理で皆を説得する。
これを読んで、自分のしたことはあながち間違ってなかったなと思った。
そんなにやりたくもないのに、無理矢理することはそれをやりたいかもしれない人から仕事を奪っていることになるかもということ
ムーミンの世界では働かない方がメジャーで、仕事に追われてる方が滑稽なんだよな
仕事中でも何でもかんでもせかせか一人でやりすぎて人に任せることができない人いるよな(自戒もこめて)
暇より多少やることあった方がいいのに、全て囲ってしまう人
嫌だったら結局やるべき誰かがやるだろうということでほんとに嫌になったら辞めよう。
次は何をするんだろう。
何にもしたくないという選択肢もあるが
いずれ自分に必要なことがわかると思いたい。
どうなることやら
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