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朝ドラ俳句

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俳句を始めたが、吟行にも行けなくて、朝ドラを見ていたら句が浮かんだ。
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2023年2月の記事一覧

俳句 舞いあがれ2月

2/28 休業へ畳む金網冬に入る 古本屋テーブル濡れて金魚鉢 記者最後ワインまつり如飲み干し 寝心地や置き場所選ぶハンモック 金網の校舎の壁や春の色 2/27 金網の穴から少し春が来て 淘汰さる時代の流れ秋じまひ 使われず夏のパラソル潰れゆく お好みのかつぶし揺れて冬に入り 冬初め畳む金網棚となり 2/24 秋の昼レーザーカット飛行機産み 定年退職言葉で送る秋の暮 フェスタ混む秋の日曜町工場 秋爽螺子名人螺子を締め 模型組みフェスタを祝ふ秋の宵 2/23 奇遇なりあいの風乗り

俳句 舞いあがれ1月

ごろごろと開け待つ門扉夏始 夏きざす自信製品無傷なり 古本屋写真撮影夏に入る 秋めきて珈琲の香の顔合わせ 未だ他人破談宣告受くる秋 瞬きや九月の検査ルーペ出し お好み屋賞を見せたや秋の宵 十月やファンドビジネス隙みせず ぶらここや夜目にも見えて柵の色 初仕事葉月の門の掃きし跡 オリジナル問われ電話や夜の秋 試作品時間と熱さ炎ゆる日々 会社閉づビールに涙感謝会 押釦真夏の動き転造機 プロポーズダイヤの指輪見せて秋 みなづき尽試作続きの寝不足日 試作試作すててこ仰ぎ夕の星