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楢さんのベースを聴けェ! まとめ @日本武道館公演

はじめに

 こんにちは。ルン と申します。

 今回、 Official髭男dism one-man tour 2019@日本武道館 公演を題材にし、主にOfficial髭男dismの楢﨑誠さんが担当されているベースに着目し、超独断と超偏見に基づいて好きな部分を数曲まとめてみました。添付した音源とともにベース視点を感じていただけると幸いです。

 当方、ベースが好き〜!と言いつつ、実はベースに触れたことも関わったこともないド素人です。完全に「ウッワー!ここたまらん!」の気持ちで書いています。プロの方やお詳しい方々からみたら「オイ…」な表現などがあると思いますが、お手柔らかにお願いします…

*時間表示はYoutube収録されているものを参考程度に書かせていただいて    おります。(Spotifyに収録されているものも同様の時間でお聴きになれます)
*音源はイヤフォン推奨です。




115万キロのフィルム

・0:40〜 「ミ♭~シ♭ ド♯」 

・0:50〜「呆れていないでちょっと待って」〜ド(低)ド (高)ド ッドッド♪みたいなベースリズム

・2:13〜 「きっと10年後くらいには」直前、ミ♭~ウヴン⤴︎

・2:20〜 「今でも余裕なんてないのに こんな安月給じゃもうキャパオーバー!」裏の ド 〜ド ソ ド ソ ド シ♭ ? みたいな の音の動き

・3:39〜 「エンドロールなんてもん 作りたくもないから」 後〜 「ミ♭ミ♭シ♭ミ♭〜」からはじまる 音の繋ぎ

・4:53〜 「さあ これから生まれる名場面を〜」裏の音の動き

  肩に手を「トン」と置いてくれているような優しい安心感満載のベースです。ベースがフィルムにところどころ刻まれている印象的な思い出を表しているみたい…とホクホクしながらいつも聴いています。
 
 それにしても「呆れていないでちょっと待って」裏のリズムの急な変化球は、ひな壇芸人がズコーッ!と転ぶような、「おっとっと…?待ってくれ…?」とベースで喋っているみたい…? 

 4:53~、歌詞と相まっているようで、心がぎゅうっとなります。全体として、歌詞のメッセージ性の強さをベースが支えているような気がします。

 武道館公演は360度お客さんが囲むようなステージセットになっていますが、それが360度のパノラマがフィルムを表すみたいでとても温かくて素敵だな…と思っています。その中心で髭男がこの歌を歌って… この構図がものすごく好きです。




異端なスター

・0:30〜「ラ♭ ・ラ♭・ ラ♭」からはじまる メロディ みたいな!(特に0:38)

・1:46〜 「自分らしさにさえ 無関心になって」の「無関心になって」裏の動き

・3:46〜 「君ならできるから どうか歌って」 後 間奏の大ちゃんと楢さん のユニゾン~!

・4:55〜 「「声」と「言葉」で聞かせてよ」直後の 音の動き (ラ♭? ラ♭ シ♭〜)

 この曲はフジハラさんのメロディとベースが特によく聞こえる気がします。仲良く寄り添っているみたい……   歌詞は少しシビアな側面を歌っている一方、それと相反するようにベースは音の動きが明るく、バスドラのように響くのが聴いていてとっても心地よいです。

 3:48〜、ベースをはじめ、大ちゃんやブラスとのユニゾンメロディ!聞くたびに私の中の織田裕二さんがキター!(いい声)と暴れ出すポイントです。シンプルにかっこいい。ユニゾンの一体感って良い~………!

 曲始まりは一歩一歩踏みしめるようなベース、そこから曲が進んでいくにつれて音数やベースラインの動きが増え、歌詞とマッチし、鼓舞され前向きになっていく感情の動きの変化をベースで表しているようです。

 映像で見ていると、楢ちゃんがサポメンの皆様とにこにこでリズムを取っているのが印象的。2番直前の「何か変えたいならどうか歌って」の裏でおもっきしニカー!と笑う楢ちゃんは楢々しいですね…(楢々しいとは?)あと竿隊の二人がたくさんアイコンタクトを取ってとっても楽しそう…「鏡の前でだけ妄想に精を出して」で近づいてリズム乗っかっちゃうところは2人とも楽しそうでついにこにこしてしまうポイントです…!
 オ、つい可愛いポイントばかりになってしまいましたね




Tell Me Baby

・0:20~「ソーソッ↑ソーソッ↑ソーソッ↑ 」からはじまる基本形のベースライン〜〜…

・2:44〜 「圧が 圧が かなり高くて つらいぜ 心折れてfallin'」 裏の音の御遊び…………………

・2:53〜 間奏部分 大ちゃんブラスと奏でる部分!(ソ〜ファソシ♭ッ レッド〜 ファッレ〜)

・3:44〜「Oh can't believe it ひとえに未来のために 全てをぶつけて」 裏の 音の動き

・5:11~ ベースだけ音階が下がっていくところ 

 全部いい、全部全部良い……………………!!!!!!!!!

この曲、武道館照美さんと呼んでいるのですが、この女(ベース)、私を狂わせた女だと思っています。基本形のベースの音の動きがクセになり、「かっこいいな?!」と「うわ色気…」の2つの感情が忙しなく行き来します。

 そしてベースを弾いてる時のあの酔いしれたニヤニヤ?表情はずるいというより「おま…やってくれてんな?!」の表情、ついキレかけてしまいます。 完全に曲に身を委ね、かつ酔いしれながら怒涛のスパンで音を遊び倒してらっる陶酔職人です。

 一時期このベースを聞くことにアホみたいにドはまりしました。聴くたびに「ベースが美味しい」とはこのことか…!と感じさせられ、幾度も私の心において降伏宣言を発出されました。 5:11~の部分、ベースがいることで曲全体の音の広がり方が半端でなく、お気に入りポイントです。この曲のベースは一度囚われるとしばらく抜け出せん…




LADY

・1:33〜 「世界で一番素敵なLADY ah」直後の ミ♭↑〜ラ♭↓〜(2番「いつかは慣れて〜」の繋ぎ)

・3:12〜 「不確かで もどかしくて」裏の ベースライン (抑えきれない心情を表してる 暴れている)

 こちらの曲はやはり歌詞、そしてフジハラさんの圧倒的な歌唱、そちらを前面に出すために死ぬほどよい引き立て役となっている…と思いきや、3:12~のベースは、あまりにも食ってかかっています。歌唱とベースがその部分だけは対等くらいのパワーのように感じます。

 はじめてこの曲を聞いた時は当然ながら超絶ハイトーンボイスに圧倒されていたわけですが、このベースの存在を感じるようになってからはもう相反する2つの気持ちの揺れ動きのように感じるようになってしまいました。ドラマSPECにインスピレーションを受けて制作されたのは有名な話ですが、個人的にこの部分が特にあの二人を感じます。SPEC、見返そうと思います。

LADYは様々なライブで歌唱されていますが、武道館バージョン特にお気に入りです。




55

・3:19〜 「かなりかなりきつい」直後 「ド↓ード↑~シーミ♭ミ~ド#(?)~」 ベースライン

・3:25〜 「それなら皆で55」直後の「シッシ」

・3:44〜 トロンボーン裏のベースライン、拍頭より絶妙〜〜〜にわず〜かに右にずらすかんじ、(エロい)(ずるい)

・4:47~ ベースライン(少し不協和音に近いような音階の下がり方)

 酔いしれる楢さんの再登場です。ほんとうに武道館Now!とおちゃらけている人と同一人物でしょうか…?

 なんといっても3:44~のトロンボーンの裏のベースラインがお気に入りです。あの拍のずらし方……「〇分休符」とかの概念ではなく曲に身を委ねてあくまで自然と醸し出されたようなタイミング…?楢﨑さんのことですので絶対にあると思います。…あれでしょうか、蘇生再開したばっかりの不安定な心電図みたいな… (?)(例えがよく分からない) 





FIRE GROUND

 ・1:06~「1つとしてアドバンテージなんてない」の繋がり「レ♭~レbドッ レ♭ッドッレ♭」

・2:18〜 「1つとして 確かなもんなんてない」のつながり 「ファ♯ ラ♭ ファ♯〜」

・2:41〜 「満身創痍のロックンローラー」直後の 「ド♯ ミ♭ ファ♯ ミ♭〜」(大ちゃんギターとユニゾン)

・4:58〜 「残ったのはどっちだ」後の「ミ♭×4 ファ♯×4 シ♭×4 ド♯ ラ♭」の動き

・5:12〜 「レ♭ーレ♭ドッ レ♭ッド レ♭ッド ミ♭ーミ♭↓ 」 (武道館最高だぜ!への繋がり◎)

 このベース…沸点をとうに超えた重油…? 大ちゃんのギターが燃えたぎる「真っ赤な炎」であればベースは「真っ黒な重油」だと勝手に解釈してしまいます。

 そしてこの曲のベースは主張と支えのバランスが良い…ここぞ!とのタイミングで、上記にあげたようなポイントで楽曲を熱く彩り、ボーカルやギターなどの主張メインの裏では沸騰している時のゴボゴボ…とした音のように楽曲を支えています。

 この楽曲のベースを一言で表すなら、ゴリッゴリという擬音でしょうか。超低音域のノイズに近い音の響き方が本当にこの曲を構成する上で大きな肝になっていると思います。 (余談ですが、ベース音がゴリゴリすぎてファンの中で楢さんをゴリラで表している起源はここか?とわりと本気で思っていた時期がありました笑) それにしても「明け方のゲッタウェイ」からのこの流れ…どんなスイッチの切り替え方なんでしょうかね……生でまた!聴きたい!!!!




その他にも

 これ以上ダラダラと書くと収拾がつかなくなりそうなので、簡単にまとめました。

<コーヒーとシロップ>
・2:55〜「高い所から 吐き出す時を〜」 裏の ベースライン(歌詞と相まって 心情を表しているみたい)

・3:13〜「とにかく全部飲み干して いつかは全部吐き出して」裏のベースライン

<ノーダウト>
・0:56~、2:47~ 「Lie and lie lie and lie そして少しの愛で」裏のベース

<宿命>
・1:37〜 「沈黙が」直後の ウヴン

・3:23〜 「そんなものに負けてたまるかと」直前 「ファ〜ミ〜レ〜 ドシラソーファミーレド♯〜」

<Amazing>
「ララソソ#ラミミ♭レーレドド#レレ ララ♭ソソファファ#ソレレ♭ドードレミ♭ミ」のベースライン




終わりに

 私がベースの素敵さに気付いたのは、実はこの武道館公演の音源をSpotifyで聴いたことが1つのきっかけです。今まで吹奏楽やピアノなどを経験し、音楽に触れあいながら生活していましたが、低音域に関わることがなく、そして「バンド」と呼ばれる界隈ともほぼ無縁の生活を送っていました。そのため知識があまりにも乏しく、ベースは「リズムを音で刻む役でしょ?」くらいにしか思っていませんでした(大失礼)。そんな中、ある日偶然、タイミングがスコーン!と合致し、髭男の素敵さに気付くことができ、そして後にこの音源に出会いました。
 
 わたしはベースに焦点を当てて音楽を聴くようになったおかげで、髭男の曲はもちろん、さまざまなジャンルの「音楽」を新たな視点から聞けるようになった気がします。曲によっては、意識して聞く焦点を変えただけなのに「聞いた後の感情」がまるで異なってしまったり…。その不思議な力と感覚がとてもクセになりました。



 結論

  何が言いたいのかというと、

「わたしの音楽の世界を広げてくれてありがとサンキュー!!!!!」

 オッと、歌詞を替え歌してしまいましたが(フジハラさんに歌詞で遊ぶな!と言われてしまいそう)本当に、世界が広がりました。 そしてそんなきっかけとなってくれた髭男のグッドミュージック、楢ちゃん、ありがとう!!!!!!!!

 


 今回、ベースのココ!に焦点を当てましたが、そうはいっても髭男のグッドミュージックは数多の構成要素が合わさってこそのものなのだと強く思います。
 これからも髭男のみなさんが見せてくれるであろう音楽の世界を一緒に体感できることを楽しみにし、またベースを始め、色んな角度から音楽を感じる心を大切にしたい、との思いを再確認したところで、まとめとしたいとおもいます。


 今回こちらの記事が人生初のnote投稿となります。この拙い文章を読んでくださり、そして新たにここのベースわたしも好き!に繋がるといいなぁ、なんて都合の良いことを夢見ております。

 長文失礼いたしました。最後までご覧いただきありがとうございました!


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