【絵本紹介】心と脳みそがほぐれていく「あつかったらぬげばいい」

あつかったらぬげばいい1

心と脳みそがほぐれていく絵本「あつかったらぬげばいい」さく・ヨシタケシンスケ 出版社・白泉社

第13回MOE絵本屋さん大賞2020 1位の作品。
いろんなところで取り上げられているので、なんとなくの内容は知っていましたが、
今回初めて息子と読んでみました。

心に芽生えるモヤモヤをシンプルな言葉で解決していく絵本。
大人にとっては、なんだか共感できるシチュエーションばかり。
読み進めていくと、クスっと笑えて「そうだね、そう考えればいいんだね、」と
心と脳みそがほぐれていきます。
疲れてしまった大人に、オススメしたい。

6歳の息子はというと、反応があるページとないページがありました。
各シーンに登場する人物がほとんど大人。
6歳にはちょっとイメージが湧きにくいシチュエーションが多かったみたいです。
(例を挙げて説明したいのですが、ネタバレになってしまうので、、)

とはいえ、感受性や経験は子どもであっても、人それぞれなので、
これから、いろんな息苦しさを経験した時に、
ふと、このシンプルな絵と言葉が頭の中によぎれば、
何か心の助けになるんじゃないかな、と思います。

絵本の紹介とはずれますが、年末にテレビで「すごい宿題」の
ヨシタケシンスケさんスペシャルをみました。
「すごい宿題」はNHKの番組で、著名人の方が色々のな宿題を出す番組のようです。(私はその時初めて見ました)
そこで、ヨシタケシンスケさんが子どもたちに出した宿題がすごかった。

コロナ渦で、ステイホーム。
外出できずストレスを溜めているであろう子どもたちに出した宿題は、
「想像することでお家の中でも楽しめる」という思いが込められているようでした。
普通、想像してみよう!そして楽しもう!と言われても、
漠然としていてなかなかできないように思いますが、
ヨシタケシンスケさんの宿題には手順があり、誰でも想像できるようになっていました。
そして次の手順で、体感も伴い楽しむことまで導くような、、
まさに「すごい宿題」。
ヨシタケシンスケさんの発想力の原点を少し(ほんと少しだけ)垣間見れた気がしました。

そんなヨシタケシンスケさんの「あつかったらぬげばいい」は
ちょっとがんばりすぎている大人にオススメの心と脳みそがほぐれる絵本です。

あつかったらぬげばいい2


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