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【絵本紹介】とってもかわいい絵とリズミカルな文が素敵な「ブタベイカリー」


ブタベイカリー1

とってもかわいい絵とリズミカルな文が素敵な
「ブタベイカリー」作・角野栄子 絵・100%ORANGE

とにかくかわいくて楽しくて大好きな絵本。
そして、子どもが0歳の頃に買って、ずっといつ読もうか考えていた本です。

リズミカルでユーモラスで、それでいて読みやすい言葉。
ゆるいけれど、なんだか洗練されている感じもするかわいい絵。
言葉のセンス、絵のセンスが素晴らしいです。
かわいくて、楽しくて、ちょっとおしゃれにも感じた「ブタベイカリー」に
私は心撃ち抜かれてしまいました。

でも、私の感じている「いいな」と思うポイントは、今の息子に伝わるだろうか、、、
と考えるとずっと「?」で、読む(理解して楽しめる)タイミングを待っていました。

そしてつい先日、現在小学校1年生の息子に改めて
「ブタベイカリー」を読んでみたところ、
まず表紙と裏表紙がブタさんの正面と背面になっていることにヒット。
目覚まし時計を3つ使っていることにも食いついていました。
いろんな形のパンやパンを買った人たちを絵の中で探すのも楽しそう。
数年前に読み聞かせた時はあまり反応がなかったのですが、
今回はキャッキャと楽しみなら読み終えました。

絵本を読んでいて、子どもが食いつくポイントを知るのが面白くて好きです。
年齢に応じてそのポイントが変わることもとっても興味深い。
成長するにつれ、言葉にしても絵にしても、理解できることが
シンプルなものから複雑なものへと広がっていくことは当然のことなのですが、
絵本を読んでいるとその過程を具体的に垣間見ることができます。

「絵本は幼児のもの」というイメージが自分の中にあったのですが、
「成長したからこそ楽しめる絵本」があることを再認識しました。

「ブタベイカリー」は絵本ですが、児童文学のようでもあるとも感じます。
読んでいるとなんだか言葉が楽しくて、嬉しくなってくるんです。
この高揚感を伝えたい。
けれど、私が角野栄子さんの文を表現できるはずもないので、
みなさんにもぜひ読んで味わってみてほしい絵本です!

なんとも言えない後ろ姿がかわいい♩↓

ブタベイカリー2


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