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【絵本紹介】ナイスなおじいちゃん「いいからいいから」

かたくなった頭と心がほぐれるほんわか絵本

「いいからいいから」 作:長谷川義史 出版社:絵本館

小さなことでイライラしたり、怒ったりしてしまうことありますよね。
さらにそんな自分じゃダメだと落ち込んだり、
予想外のことに遭遇しておどおどしたり、慌てたり、
原因を探ったり、自分のせいにしたり、人のせいにしたり、
考えすぎてしまって、、、、
頭がパンパンになっていくことありませんか?

そんなパンパンになってかたくなってしまった頭と
ギシギシしてしまった心が
登場するおじいちゃんの言葉でほぐれていきます。

おじいちゃんとぼくが遭遇する出来事は
どう考えても普通じゃない
でも、おじいちゃんはいつも

「いいからいいから」

どんなことも

「いいからいいから」

「え!?本当にいいの?」

「いいからいいから」

なんです。

この言葉で全てのことに対応できれば怖いもの無し!
読んでいるうちになんだか自分も

「いいからいいから」

の気分になってきます。

いいからいいから2

そして、作者の長谷川義史さんは
関西の情報番組「ちちんぷいぷい」(MBS)の
「とびだせえほん」というコーナーにも出演されています。
旅をしながら素敵なスケッチを披露してくれている方。

そんな長谷川義史さんの絵はすごい。

子どもだけでなく、大人の目もひくダイナミックさと
画面の全てに世界観が現れている繊細さ。

お話がなくても見ているだけでも想像をかきたてられるような、
世界観に入り込んでしまいそうな魅力があります。

登場人物の表情やポーズも見ているだけでも楽しいし、
食卓に並んだお料理も、家の中の風景や家具、
最近ではあまり見かけなくなった(?)たまのれんも懐かしい。

全部が身近で懐かしいような、そんな感覚を覚える絵に
ついつい見入ってしまいます。

そんなお話も絵も素敵な「いいからいいから」は
シリーズ5作目まで発売されています。

ぜひ読んでみて欲しい、オススメのほんわか絵本です。

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