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本当に子どもが欲しいのかなんて分からない


自分は結婚が早い方だった。でも、気づけば周りは子どものいる友人ばかり。
30を超えた去年あたりから、本格的に妊活について考えるようになった。
結婚して5年間避妊していなくて子どもができていないのだから、不妊症であることは確実だ。

ーきっと子どもができたらかわいいだろう。
ーきっと子どもができたら新しい世界が広がっているんだろう。
ーきっと子どもができたら生活はより充実するのだろう。

でも、突きつけられる。
いつ結果がでるか分からない不妊治療に、いくらまで出せますか?




今月、3回目の人工授精を受ける。
検査も含め、既に不妊治療に10万円ほど使った。
正直、50万円も、100万円も不妊治療にお金をかける勇気はない。

生理がくるたび、残念な気持ちと不安から解放される気持ちの両方の感情が沸き上がる。まるで実際に妊娠したときにどのような感情になるのか、試しているようだ。

子育てに休みはない。


本当に子どもがほしいのか。
出産後の生活を自分は乗り越えられるのか。
世間に惑わされてはいないか。
自然に子どもができたら決心するだろうに、と思っているのは甘えなのか。


自分で子どもを産むか選択するのは難しい。
気持ちの整理がつかないまま、クリニックへ通い続けている。

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