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幽霊に視力はあるだろうか

幽霊に視力はあるだろうか。

ホラー系番組の再現ドラマに出てくる、実体があるタイプの幽霊(白いワンピース、黒く長い髪、赤く血走った目)は、おもしろ半分に入り込んできた若者を視力2.0で発見して追いかけてくるのだろうか。
それともボンヤリと、眼鏡を作ったらまさに瓶ぞこ眼鏡になるぐらいの視力のなさで、生きてる人間を感じているのだろうか。もしくはサーモグラフィカメラのように、熱源として感じているのだろうか。命を。熱がある物体として。

視力、ないであって欲しい。ぼんやりと動く存在に、熱源に、あるいは光に、引き寄せられた上でのアレであって欲しい。見えすぎるものに執着しないで欲しい。謎の願望。本当のところはどうなんでしょうね。幽霊。アントシアニンパワーが働いてたら嫌だよね、幽霊。めちゃくちゃ恐ろしい。

最近ぼんやりとした不安に浸かる日々を過ごしていて、これは体調に左右されることだから決して環境のせいではないんだけど、分かっているけれど、それにしたって周りが歪んで見える。正解の形で認識できていない気がする。

幽霊。幽霊なのかもしれない。エネルギッシュなものへの執着、嫉妬。不安の外にいる人たちは羨ましい。引き摺り込んでやる。それは駄目だ、本当の化け物になる。幽霊になるか成仏するか一歩手前にいるんじゃないだろうか。嫌だ、成仏したい…。仏になってそういうもの全てから解放されるんだ。反対に何も見えなくなる極楽。

早く私も若林になりたい。暇だからネガティヴになるんだ、早くその20代から卒業したい。人を妬む幽霊が成仏したオードリー若林…(大失礼)。

気が楽になってきた。
幽霊に視力はあるだろうかっていう突然思いついたフレーズからよくまぁ吐ききった。偉すぎ!ナイス成仏。

これは私のメンタル日記。
ここでおしまい。

茨城県水戸市内で活動する演劇ユニットこれっきりに所属し演劇をしています。