【小中高生の長期留学】"流されない"情報の集め方
私が20年前に高校留学(4年間)をしたときは、わずかなサンプルから紙面だけで留学先を決めました。(>>自己紹介note)
当時もインターネットはありましたが、まだ情報もノウハウも少なかった時代です。その当時、学校を決めるにあたって私自身や親に知っていてほしかったことをこの記事に詰め込みます。
情報は、入手した瞬間から陳腐化していきます。情報そのものも商品になりうりますが、情報の入手方法のほうが価値があると思い、この記事では情報を入手するためのノウハウや考え方を書きました。
このnoteで想定している読者は、小学校〜高校の年齢で一年以上の海外留学を検討している生徒本人か保護者です。なかでも、ホームステイではなくて寮がある私立のボーディングスクールを希望しているなら、まさにぴったりです。
(そもそもボーディングスクールとは?という方はまず私の留学体験の振り返り記事を読んでみてください。)
このnoteはホームステイ留学でも、なんなら国内の中学・高校受験でも役に立つと思います。でも一番想定しているメインの読者層ではないので、その場合は活用できるところをつまみ食いしてください。
ちなみにこの先は文字だけの情報になります。文字での理解力に自信が無い方は、この記事どころか、おそらく私の対面コンサルもお勧めしません。私は対面コンサルであっても、その後のメールや記事で追加情報を提供することが多いので、初めにお断りしておきます。
この記事の内容は実際にクライアントに有償でお伝えしていることです。クライアントのおかげでこの記事が存在するといっても過言ではありません。
とはいえ、このボリュームは対面コンサルでもすべてを一度で伝えきれるものではありません。また、検討段階によっても必要な箇所が違うと思います。ぜひ何度も立ち戻って読み返してください。
小学生・中学生・高校生の方へ。もしこちらを読んでいるのであれば、学生時代を海外で他国の子たちと過ごしてみたいと思っているのかな?それだけですごいことです。保護者の方と話し合うこと、そして自分でも調べてみることがとても大事です。
この記事には自分で調べるためのノウハウ、流されないためのノウハウが詰まっています。もし保護者の方に購入してもらうのが難しそうなら、自分で購入する前に私に相談してください。特に小中学生から費用はいただけません。
保護者の方へ。子どもが急に留学がしたいといったときにどんな選択肢があるかご存知ですか?情報収集は早めにスタートしましょう。結果的に留学をしなかったとしても、国内の学校を見る目も養われます。
この記事には私の今の想いを詰め込みましたが、まだ発展途上です。足りない部分は補足していきたいので「これについてはどう考える?」などご質問を歓迎します。最後に匿名アンケートをつけておりますので、そちらからどうぞ。noteご購入後の編集はお手元にも反映されますので、ご安心ください。
はじめに
このnoteの目的は以下のとおりです。
▶学校について自力で調べて考えるためのノウハウを知る
▶学校の個性を知り、家庭や生徒ごとのこだわりポイントや優先順位を明確にする
▶学校を比較し、選択肢をふるいにかける
▶家庭内で進路や将来について話し合う議論の材料にする
日本にいながらでも調べ方次第でわかることは多いです。知りたい項目を検索キーワードや切り口のヒントにして、数ある情報源を利用しながら調べます。
英語が苦手であれば、時間と手間をかける、翻訳ツールを使う、人に依頼するなどの工夫を考えましょう。それでも自分の頭で考えることに意味があるので、完全丸投げはお勧めしません。
学校を比較する際は、項目ごとに序列をつけるよりも、複数の項目から総合的に読み取れる学校の側面や姿勢や方針を比較するようにします。
ここではあえてたくさんの事例を挙げていますが、実際に確認できるのはごく一部です。木や枝葉に捕らわれすぎて森を見落とすことがないようにしましょう。
なによりも、視野が広がっていく感覚を楽しめる余裕を持ってください。
調べ始めるタイミング
情報収集を始めるのは、早ければ早いほうがいいです。たとえばアメリカの学校は9月入学のために同じ年の1月出願です。その半年まえくらいから出願資料を準備します。つまり入学する1年くらい前までに候補校をそれなりに絞り込んでおく必要があります。出願サイクルをシミュレーションするためには、さらにその前の年の動向も研究することもあります。
また、出願までに英語力を高めておければ学校の選択肢も広がり、留学生活の満足度にも影響します。英語を学ぶ目的で留学するのももちろんアリですが、先にできることをやっておくと、時間を味方につけたり、手段も選べたり、利点が多いです。
結論、早ければ早いほうがいいということです。なんなら妊娠中でもいいくらいだと個人的には思います。
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