本業なし非常勤講師の現実(大学教授)
こんばんは、大学教授のトモです。
私は本務校で専任の大学教授として働いています。
また、別の大学では授業だけを担当する非常勤講師
としてもお仕事をしています。
お給料は
大学教授としての仕事 + 非常勤講師(バイト代)
となるので、本務校で兼務の許可がもらえれば、
バイト代(副収入)が追加されるという嬉しいお仕事です。
一方で、非常勤講師のみで生活をしなければならない方も
増え続けており、大きな社会問題にもなっています。
(Newsweek日本版より)
2000年以降、日本では大学院生(修士、博士の学生)を増やす政策がとられ
大量に大学院生が増えたのですが、主な受け皿となる
専任の大学教員になるのは非常に狭き門のままなのです。
そのため、50歳を超えてもなお、非常勤講師を続けられる方も
少なくなく、給料が厳しいままで、家庭を持つことも
考えにくいという、「高学歴ワーキングプア」の問題が出ています。
専任教員と非常勤講師では、あまりにも待遇が違いすぎるのです。
ただ、これまでに仕事をしていて、私は
『専任教員になりやすい分野と、非常になりにくい分野がある』
ことがはっきりとわかりました。
私も大学教授になって、いろんな方と知り合ったりする中で
不合理な現実も見ております。
大学教員は、やりがいのある素晴らしい職業だと感じますが
才能のある真面目な方には、出来るだけ早く専任教員として勤務し
その能力をしっかりと発揮して活躍してほしいと願っております。
ぜひお気軽にお声がけください。
これから大学院、大学教授、研究者を目指す方の
お役に立てれば嬉しく思います^^
それでは、また☆
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