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公務員試験地学(日本の四季)

このnoteでは、ワンコインで公務員試験でよく出る知識を解説します。
ながら勉強とか、スキマ時間勉強で気軽に1点とりましょう!

お題

日本の四季の天気に関する記述として、妥当なのはどれか。

1 冬は、西高東低の気圧配置が現れ、冷たく湿ったオホーツク海高気圧から吹 き出す北西の季節風により、日本海側に大雪を降らせる。
2 春は、貿易風の影響を受け、移動性高気圧と熱帯低気圧が日本付近を交互に 通過するため、天気が周期的に変化する。
3 梅雨は、北の海上にある冷たく乾燥したシベリア高気圧と、南の海上にある 暖かく湿った太平洋高気圧との境界にできる停滞前線により、長期間ぐずついた天気が続く。
4 夏は、南高北低の気圧配置が現れ、日本付近が太平洋高気圧に覆われると、 南寄りの季節風が吹き、蒸し暑い晴天が続く。
5 台風は、北太平洋西部の海上で発生した温帯低気圧のうち、最大風速が17.2 m/s以上のものをいい、暖かい海から供給された大量の水蒸気をエネルギー 源として発達し、等圧線は同心円状で、前線を伴い北上する。

特別区令和4年度

日本の天気の問題は多くの試験で比較的高頻度で出題されます。自分たちの日常の話題で比較的とっつきやすく、いくつかの過去問とセットで学習しておけば類題もすぐにマスターできるでしょう。

日本付近の気団

日本の四季は、日本の周囲に発生する4つの気団(高気圧)のせめぎ合いにより季節の変化が起こる。
まずは、気団発生の地理と気団の名称を把握しましょう。

日本に住んで早20数年以上の皆様であれば、日本の春夏秋冬をイメージすることは容易でしょう。

これから日本の四季をポイント解説していきます。
公務員試験でよく問われるポイントである太字部分を押さえるだけでもすぐに得点にできると思いますので、効率よく頑張りましょう!

春の天気

  • 温暖で乾燥した揚子江気団の一部が分かれ移動性高気圧となって東へ移動してくる

  • 西風である偏西風の影響で移動性高気圧と低気圧が交互に続々と流されてくるため、天気は周期的に変わる

  • また、低気圧が日本付近で急に発達すると、雨風が強くなり春のあらしとなる

  • 日本付近が移動性高気圧に覆われると風の弱い穏やかな晴天となるが、明け方には気温が下がって霜が降りることもある(これを晩霜と呼ぶ)

  • 春の低気圧は日本海を通り、湿った南風が日本海側に吹き降り、日本海側に吹き降りた風は高温で乾燥している(フェーン現象)
     

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