見出し画像

インフレするハノイのお誕生日会

こんにちは。ベトナム、ハノイのEDUBALアンバサダーChieです。
ハノイ生活も2年目になり様々な経験が積み重なってきました。

そんなハノイ生活で印象深いことの一つ…

それがお誕生日会の凄さ

本日はそのことについて「インフレするハノイのお誕生日会」と題して
綴ってみたいと思います。

Chieが書いた他の記事を見る

豪勢なお誕生日会の数々

私が小学生だった頃のお誕生日会といえば、家族でケーキを食べるとか、数人のお友達を呼んでちょっとしたパーティーをするとか、奮発してディズニーランドに行くとか、そんな祝い方が主流だったと思います。
欲しかったものをお誕生日プレゼントとして買ってもらえて、
それだけで最高にハッピーな気分になったのを今でも覚えています。

しかしここハノイに来て1年と数ヶ月。
そんなささやかな祝い方をする子供たちをあまり見たことがありません!
長女と次女合わせて20回以上のお誕生日会に呼ばれましたが、どのお誕生日会もとにかく豪勢!主役がもらう誕生日プレゼントの数も20個以上にのぼり、そのスケールの違いに驚愕の連続なんです。

クラスの半数くらいの家庭がクラスメイト全員を招待するスタイルで、
あるお誕生日会では巨大なBouncy houseを調達していたり、スケート場を貸し切っていたり、インストラクター付きの体操クラスを貸し切ってアクティビティを楽しむお誕生日会だったり…。
私の肌感では多くの家庭が6〜8万ほどの費用をかけている気がします。
先日のお誕生日会はホテルのプールを利用したプールパーティーで結婚式も顔負けの豪華さでした。

※ハノイはまだ物価が安いので、同じことを日本でやったらおそらく1.5倍はすると思います。

みんながそういったお誕生日会への参加を重ねていくと、どんどん誕生日会のレベルが上がっていくんですよね。まさにインフーション。平均値がどんどんと引き上げられ、「貸し切り」なんて当たり前になってくるわけです。

さてどうする我が子のお誕生日会

そんな中で近づいてきてしまった我が子のお誕生日…
その頃には既に私の感覚もしっかりおかしくなっており、
「どこを貸し切るのがいいのかなー♪」なんてリサーチし始めた自分。
金額を見るなり「いやいや、ちょっと待って!そこまでする必要ないよね!」と我に返って仕切り直しました。

色々考え、娘とも相談した結果、公園併設型のレストランで(貸し切りではありません!)開催することに決定。
子供たちは公園で楽しく遊びつつ、親はその横でビールを飲みながら会話に花を咲かせるという「大人も子供も心地よく楽しめる」をコンセプトに8家族ほどを招待してパーティーをしました。それでもかかった費用は3万円ほど。

公園併設のレストランで開催された我が子のお誕生日会

インフレに飲まれるか、それとも…

このインフレするお誕生日会の中で、自分の軸を持って我が子の誕生日に立ち向かう…
そんな経験をし、これはお誕生日会に限ったことではないなと感じました。

  • 周りの子たちが習い事をたくさんし忙しくするのを横目に見ながら、自分の子どもたちはどうするか。

  • みんながそろって塾に行く中で、我が子はどうするのか。

教育も子育ても様々な場面で見られるインフレーション(=やりすぎ)。
それをしっかり捉えた上で、むやみやたらにその流れに乗るのではなく、本当に大切なことを見極めながら、選び取っていきたいなと感じます。

そんな親の姿勢からきっと子供たちが感じ取るものがあるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました!
またお目にかかりましょう♪

追伸
この記事を書きながらコロナ禍で周りのお母さんたちが口々に言っていたセリフを思い出しました。
「お誕生日会をやらない正当な理由があってホッとした〜」
やっぱりみんなちょっと無理してお誕生日会開催してる…?笑