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【Case#2🌸渋谷教育学園幕張中学校 合格】Edu-more plus会員~我が家の帰国受験体験談~

帰国受験に寄り添うコミュニティ”Edu-more plus”会員の2024年度帰国受験合格体験談をインタビュー形式でご紹介します。先輩会員の経験談が、これから受験を迎えられるみなさまの学校選びや受験対策のご参考になれば幸いです。

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家族構成と海外駐在歴について教えてください。

父母、本人と下の子の4人家族。

海外で通った学校および本帰国後に通った学校は?

アメリカの現地校です。一時帰国して帰国生受験をしました。

受験校と入試科目は?

  • 渋谷教育学園幕張中学校(合格・進学)(以下渋幕):英語・面接

  • 共学校(合格):英国算

入試対策はどうされましたか?

国算は日系塾で、小5の秋から対策をスタートしました。
英語は英会話はやっていましたが、中学受験を見据えて英語専門塾に切り替え、小6からオンライン受講で本格的な対策を始めました。

英語対策方法は?

夏休みまでは基礎固め、夏休み明けからは英語は渋渋・渋幕対策をメインに、最難関クラスををカバーすれば他の学校も大丈夫なはず、という信念を持って絞って勉強しました。
最難関校受験に向けて、英語レベルの把握と足りていない部分の徹底学習に加え、エッセイ(ポッドキャストなどで社会問題もカバー)と面接対策も入念に行いました。
塾からも言われましたが、入試で英語のペーパーテストの差はつきにくく、エッセイと面接対策が鍵となると思ったので、日系塾の英語が堪能な先生に面接練習に協力してもらいました。
英検については、準1級まで取得しました。英検取得級が考慮される学校は、準1級も1級も同じ加点だった為、1級は必要ないと思い、その分の時間を渋幕対策に充てました。

受験校を選んだポイントは?

英語で学ぶ国際系の学校ではなく、英語の取り出し以外は日本のスタイルで学べる学校、というのが本人の強い希望でした。これは終始ブレることはありませんでした。
そこから受験校を選び、一時帰国の度に実際にいろいろな学校を見学しました。学校の環境・施設や立地などの周辺環境も娘にとっては大きかったです。特に実際に足を運ぶことで、本人自身が通学のイメージが湧いたり、ここは違う、など、好みがはっきり分かれました。
3~4校候補が挙がりましたが、最終的に行きたい学校は2校に絞られました。

合格の秘訣は?

本人が学校を実際に見たことで、志望が明確になりました。渋幕も併願校も同じように気に入ったようです。
これによって本人に受験に対する当事者意識が芽生え、目標に向かって努力しようというモチベーションが高まりました。
我が家は幼少期から「親があれこれと口や手を出さず、自分で決めさせる」ことを大事にしてきました。本人に当事者意識を持ってもらったことは、今回の受験において一番大きなポイントかもしれません。
進学についてはどうしても親の思いが入ってしまいがちですが、子どもが自分で決めた学校なら、大変でも不満があっても、受験でも入学後も踏ん張って頑張ってくれると思っています。

子ども自身が惚れ込む学校が見つかったことで、志望校合格のために、勉強面で何を強化すべきか、より具体的な対策を本人が前向きに進められたのが大きかったです。
また、英語は得意な方で語学センスに長けている方だと思いましたが、小6の初めに受けた英語力テストで自分の立ち位置を理解し、上には上がいる事を知って、更に英語のブラッシュアップの必要性を感じたようです。
本人が実力(受験を意識した上での立ち位置)を認識し、受験するならば高みを目指そうという意思が固まり、本格的な受験勉強をスタートしました。
英語を鍛えるだけではなく、日頃からエッセイのトピックになるような調べ学習の習慣をつけたり、ポッドキャストなどを利用しアンテナを張っていたいたことも役立ちました。

海外から得られる情報量が限られていましたが、自分の子どもの資質を理解した上でサポート出来たと思います。
対策講座も時差の制約もあり全てを受講できないので、マイペースな我が子の性格を理解した上で、やるべき事を見極めて取捨選択し、負荷をかけ過ぎることなく着実にこなしていきました。親の見極めと決断力も必要かと思います。
日本の大手塾の持つ多大な情報量は得られない環境下でしたが、我が子のケースは先生に恵まれたと思います。実際、受験に備えて学んでいくのは受験生本人なので、どこで学ぶかより、「誰に教えてもらうかがすごく大切」で先生と子どもの相性がピッタリ合ったことも大きかったと思います。

受験勉強で大変だったことは?

スケジュール管理です。本人の好きなアート教室や、下の子の習い事などを受験を理由に諦めたくありませんでした。
科目としては、算数は受験対策としては後手だったのでもう少し早く始めておけば良かったです。
国語については、我が子はとにかくたくさん読書をするので、読解や漢字の読みの苦労はありませんでした。ただ、漢字の書き取りはもっと早くからやっておけば良かったかもしれません。

今後の期待

受験直前の学校見学で渋幕に本人が惚れ込んだので、志望校への気持ちが高まりました。結果、一番行きたい学校に合格することができました。

合格後の学校側の対応も大変丁寧で、満足度が高いです。
受験後アメリカに戻るため、入学までの準備がマニュアル通りにできない事についても、とても柔軟に対応してくれました。先生方の対応に「この学校で間違いない」と確信できました。
「残りのアメリカの滞在を満喫してきてください。4月に待っています、一緒に頑張りましょう」と温かく声掛けをしてくれました。
渋幕は入学後2年間は、国数の取り出し授業のフォローもあるので、入学後も学校に安心して任せられると思っています。
何より本人が入学を楽しみで仕方がない様子なので、親としてもとても嬉しいです。

母としての感想とこれから受験されるみなさんへのアドバイス

実際に学校を見学し、子ども自身が行きたい学校を見つけられると、主体的に受験と向き合えると思います。
あとは入試当日本人がベストパフォーマンスを出せるように、子どもの資質を理解した上で、やるべき事を見極めていくこと。入試内容(面接形態など)を把握して対策をすることも一つです。
面接は誰もが緊張すると思いますが、学校の先生が実際の面接官なので、「この子に英語を教えたい。この子と一緒にクラスを作っていきたい」と思ってもらえるような、そんな視点を持って臨むように伝えました。

1人だけの力では成し得ないのが受験ですが、自分事として子どもが前向きに捉えられるように、学校見学などでお子さんに合う学校が見つかるといいと思います。



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