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【アメリカ駐在】ミドルスクール最終学年の娘がESL卒業を決めた理由

こんにちは、EDUBALアンバサダー小川のぞみです。私には3歳差で帰国高校受験を経験した第一子長女と、帰国中学受験を経験した第二子長男がいます。
今回は、長女がシリコンバレーの現地校(ミドルスクール)でESLを出て、全教科ネイティブと同じ授業を受けたい=オールレギュラークラスにチャレンジする! となったエピソードをお届けしたいと思います。

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レギュラークラスを希望した理由は先生の授業にあった⁉

アメリカのカリフォルニア州、シリコンバレーの現地校に5thから転入した娘。あれよあれよとミドルスクールに通うことになり、国語(Language Art)と社会(Social Study)にはESLがあったので、そちらで「英語が第二外国語以上」というような仲間と学んでいた6thと7th……担当の先生はずっと同じだったんです。
とても愉快で優しい先生方で、大満足だったのですが、実は国語の先生のほうに不満な(というより不可解な?笑)点が少々あり、最終学年の8thでは出たいと娘が言い出したのです。

こんな感じのスクールバスで通う生徒もいました。日本人がほとんどいない学校だったので、英語力を上げるしかないと娘も思い続けていたのかも!

保護者会のような日にわざわざ呼び止めて娘を褒めてくれるような先生だった(過去のnoteご参照)のですが、どうも成績のつけ方が変だと(笑)。褒められるレベルに到達しても、リーダーとして発表を率いても、ホームワークをきちんと提出しても、成績がふるわなかったんです(ほかのネイティブと受けている科目でAが増えてきていた中)。

それだけでなく娘が言ったのが「いい先生ではあるんだけれど、2年間授業を受けてみて、これまでは良かったとしても、今まで通り授業を受けていては、これ以上の英語力の伸長が望めない」と。娘の話はそういう内容だったんです。


ESLからレギュラークラスを希望したときの、副校長の意外なリアクションとは?

それならば、と。8thが始まる前に、来年の授業はESLを卒業したい旨を学校に伝えてみようと思いました。その前に現地校事情に詳しい日系人や日本人に相談した私。どうやら、親や本人がレギュラークラスに変えたいと希望しても、学校によって対応はまちまちということでした(アジア系の教育熱心な親が子どもに無理をさせているイメージがあるとかで、それだけではないでしょうが学校の判断が優先されることが多いなど)。

お隣のアメリカ人のある年のバースデーパーティで、ゲームトラックが登場!(笑)。こんな特別な日以外も、うちの子たちはよく遊んでいました。気になるトラック内は次の写真で公開!

でもとりあえずは、悩みに悩んで(チューターをしてもらっていたご家庭にも相談したり)ESLを出る決意を固めた娘のために、学校へのメールを考え、アメリカ人の友人に添削してもらって、担当者に出しました(副校長先生でした)。

そうしたら、なんと、何通も「まだ難しいのではないか?」「本人はどう言っているのか」など心配するようなメールのやり取りが続きました。時期がコロナ禍で、オンラインの1年になるのが決まっていたというのもあってかもしれません。

しかし結局は認めてもらえ、8thからはオールレギュラークラスとなり、オールAに向けて努力するという娘の決意のままスタートできたんです。

オールレギュラークラスで成績上昇! そしてチャレンジして良かったこと!

「ネイティブ(もしくはネイティブレベル)の生徒と同じ授業を受ける1年で、たとえ成績が下がっても、勉強になりそうもない授業よりはいい」と本人が腹をくくっていたのが印象的でした。本人も私も不安ながら、8thでの毎日が始まりましたが、私は頑張る娘を見守りました。きちんと提出物を出し、分からないことはまとめてチューターのお姉さんに聞いて解決しているようでした。

こちらがトラックの中です。ゲーム機とモニターがずら~っと!(笑)。天国、その一言でしょうね!

8thになって最初に届いた成績表を見て驚きましたが、オールAでした!(とはいえ、実は最初はAが出やすい)ーーでも弾みをつけ、結局は1年間オールAとなり、充実感を持って卒業して帰国し、受験を終えることができたんです。あの頃の娘は、ただただ毎日ひたむきでした。今思うと、凄かったです。さらなる自主性を発揮できていたので、チャレンジしてよかったね、と心から思いました。あのときの自分を娘にはいつまでお大事にしてほしいです!

でもきっと、、、どんな子にも、その子その子に「頑張る時期」というのがあるのだと思います。ずっと頑張り続ける子もいるかもしれません。お休みする子もいるかもしれません。まだ頑張っていない子もいるかもしれません。これから先頑張る子なのかもしれません。
だから、現地校でうまくいかない、受験でうまくいかない、日本でうまくいかない……そんな時期があってもいいし、すべて順調な時期もあるかもしれません。しかしながら、良いことも悪いことも、残念ながらずっと続くことはありません。時は流れ、状況も考えも変わるものです。

熱心なファンではないですが、仏陀の「諸行無常(すべてはうつり変わるもの )」「諸法無我(すべては繋がりの中で変化している)」というのは子どもの成長においても言えるなぁと最近思います。
頑張る時期が一度はある、いや何度か来るかも、今は違うのかもーー一喜一憂しがちですが、長い目で見守っていきたいですね。すでに海外生活を頑張った(頑張っている)帰国生なのですから!