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ICU高校【推薦・書類選考入試】合格のために親がやるべきこと


こんにちは!EDUBALアンバサダーのSanaeです。
都内とは思えない自然に恵まれた環境にあり、生徒の約3分の2が帰国子女で自由な校風のICU高校。「まるで海外の学校みたいだ!」と帰国子女に絶大な人気を誇るのも頷けます。
我が家の娘がICU高校の書類選考入試で合格をいただけた実体験とともに、EDUBALアンバサダーとして同校を訪問して先生方に伺ったお話も含めて、ICU高校の推薦・書類選考入試で合格のために親がやるべきことをご紹介します。

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募集要項を攻略!

ICU高校の募集要項をご覧になったことはありますか?一般的な私立高校の募集要項とは比べ物にならない分厚さ。提出書類の別添資料などを含むとおよそ60ページもある「冊子」です!出願には使用できませんが学校HPから参考資料としてPDF版の募集要項をダウンロードすることもできます。
ICU高校には様々なバックグラウンドを持った受験生の出願書類が、まさに世界中から届くのでしょう。帰国生受入れ45年の歴史も相まって色んなパターンの帰国子女に対応した細かな情報が記載されています。

お子さんがICU高校を志望したら、まず親がやるべきことは付箋とマーカーを手に(笑)、募集要項を隅々まで読むこと!

日本人学校在籍なのか?現地校・インターナショナルスクールなのか?ダウングレードしてるのか?受験前にちょこっと本帰国して公立中学校に在籍するのか?お子さんが置かれている環境や条件によって、提出する書類が変わる場合もあります。

条件を満たしているなら迷わず推薦入試から

2023年度の倍率は推薦枠が定員60名で1.5倍(2022年度は1.6倍)。書類選考は定員90名で2.2倍(2.0倍)でした。学力試験の定員が10名ですから、なんとしても推薦か書類でゴールしたいですよね。
ICU高校が第一志望で、推薦枠の条件を満たしているなら迷わず推薦入試から出願しましょう。推薦と書類選考では提出書類は同じものが多く、推薦出願時に提出した書類は学校側が書類選考に回してくれます。

書類集めは100%親の仕事

前述の通り募集要項を読み込んだら、必要書類を揃えていきましょう!ご主人の会社にお願いする海外在留証明書から推薦状や成績表、レポートカード、英語資格の証明書などなど。特に、既に本帰国されている場合は海外の学校から成績表を取り寄せるのは時間と労力がかかります。できれば本帰国前に多めに成績証明書をもらっておくのも大事。
書類集めの作業は子供が自分でできることは何一つありません。100%親の仕事なんですよね。子供には毎日元気に学校へ通い、それなりの(←ここ大事)成績をおさめてもらうのみ。高校受験って日本なら子供主体で取り組めるのですが、ここが海外組の辛いところ。「親の都合で海外に連れ出したんだから仕方ないか・・・」と自分に言い聞かせながらコツコツと着実に進めましょう!

モノ言う書類を作ろう!

必要書類は全部揃ったわ、万歳!
いえいえまだ道のりは半ばです😢
ここからが合格に近づくために親ができることの大本番!母親だけじゃなく、お父さんも大歓迎、いや協力して欲しい!!

成績表またはレポートカードのコピーに補足説明を書き込みましょう!

実は、これは募集要項にもはっきりと明記されていますが、多くの親が見落としがちなポイントです。成績表やレポートカードのコピーには、科目のレベル、欠席の理由、先生のコメントの日本語訳などを余白やポストイットに書き込んでください。そう、書き込みしていいんです!!
入試で審査する先生方は世界各地の異なった様式の成績表、膨大な量の書類に目を通されます。先生も人間ですから正しく補足説明が付けられた書類の方が伝わるものです。「うちの子はこんなに頑張ったので合格させてください」ってメモを添える訳ではありません(笑)。
例えば、Grading Systemの説明、Honors Class/Gifted Classや受賞歴などの審査に有利になることをアピールしてもOK。また、一見不利なことと思われがちな欠席の理由も「ビザ取得で休みが多かった瞬間がある」など正当な諸事情がある場合は補記があると良いとされています。

数か月前にICU高校へ取材に伺った際、提出書類について担当の先生にお尋ねしたところ、やはりここのポイントは非常に重要だ!と仰っていました。入試対策の概要は母親目線の学校訪問「ICU高校ってどんな学校?」をご覧ください。

私自身も数年前に「モノ言う書類作り」に励みました。レポートカードの先生コメントをGoogle翻訳の力を借りながら和訳して貼り付けたり。娘も自分にできることを探して、メモの切り貼りを手伝ったりと頑張っていました。全ての書類が整ったのは深夜3時頃で、妙な達成感で娘と抱き合ったのを覚えています(笑)。

発送前に記念写真を撮りました!

ICU高校への取材を通して感じたのは、先生方が帰国子女の海外における苦労を充分理解されていること。誰も初めから良い成績が取れるはずはありませんよね。入試審査では、提出された成績表やレポートからその生徒がいかに努力して伸びていったかをご覧になっているそうです。
お子さんの頑張りが正当に評価されるために「親がやるべきこと」、参考になれば嬉しいです!

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