子どもたちとのコミュニケーション
塾で働く私は、生徒とのコミュニケーションに多くの時間を費やしています。
教室では小学生から高校生までの幅広い年齢層が通っているため、各世代ごとに何をどう考えているかなど他の大人より気づくことが多い環境にいると思います。そして日々のやり取りを通じて、子どもたちの感性を学べることもあります。
OKです。←怒ってる?
そこで子どもたちとのコミュニケーションの話をひとつ。
生徒たちとLINEなどのチャットでやり取りすることが増えた昨今、感じていることがあります。
それは今の子どもたちは文章から感情を読み取る感性が強めだということ。
例えば、「OKです。」という言葉。
話し言葉では表情や声のトーンで感情を伝えることができます。
しかしLINEなどのチャットで送ると、「何か、先生怒ってます?」と言われてしまうことがあります。
最初言われたときは、何が原因か、全くわかりませんでした。。。
子どもたちとの会話から見えたのは、言葉の最後に句点があると「怒っている」イメージがあるということ。
経験の違い
大人はメールの文化を経由しているため、チャットは「メールの簡易版」として捉えがちですが、子どもたちは幼少期からスマホやLINEに慣れ親しんでいます。そのためLINEをしっかりとチャットとして認識し、「会話の簡易版」として利用されていることが多いです。
このようにチャットを会話として考えると、その会話の中で言い切りの形を取られてしまうと、怒りが透けて見えるのでしょうね。
世の中のお父さま、お母さま、子どもさんにLINEするときは気をつけてみてください。怒ってないのに、機嫌が悪いと思われてしまっているかもしれません。
句点の代わりに絵文字を使うと感情が伝えやすくなりますが、使いすぎは鬱陶しく見えるようなので、これもまた要注意です。
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