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質の高い幼児期の学校教育として、私がめざす実践

ずいぶんと固いタイトルになっておりますが、
母校が教員募集をしていて、その小論文のお題として出されていたので、
書いてみたいな、と思い立った所存です。

実は母校(正確には母校の付属幼稚園)の教員は憧れ。
でも、今は遠く離れた土地に住んでいるので、
向こう4~5年はステップアップをしつつ、いつかの夢にとっておきます。

では本題。

質の高い幼児期の学校教育として、
私がめざす実践

 幼児期の教育は、学習指導要領に示されているように、人格形成の基礎を培うものとして、幼児一人ひとりの特性をふまえて行わなければならない。そのために私は、幼児の興味・関心を捉えられるように、表情や言動を見とり、また家庭とも協力しながら、発達に必要な経験を常に考えて教育をしてきた。例えば、昨年コロナ禍で5歳児のプラネタリウム遠足が中止になった際、その遠足のねらいであった「宇宙や星に関心をもって、遊びに取り入れようとする」という内容を達成したいと考え、自作で15分程度の映像を作って上映し、それぞれの幼児が関心をもった内容で遊びに生かせるよう環境を準備した。惑星に見立てた的に向かってロケットを飛ばしたり、自分で描いた星をOHP機器で映したり、目打ちで穴を開けた星座の絵をトンネルにしてプラネタリウムを作ったり、大型積木やカラービニルを使って数人が入れるロケットを構成したり、図鑑を読んで研究成果の本を執筆する研究所があったり、個々の幼児が力を発揮しつつ、友達同士でアイデアを出し合えるような、いくつかのコーナーができあがった。また、その環境は保育後に保護者にも見てもらい、保育中の様子を記した写真入りの手紙を発行し、園での体験が家庭で話題になるように努めた。このように、5歳児の発達段階を踏まえた上で、個々の興味・関心を捉えながら教育を行っていくことを意識してきた。勤務する園の教育方針を受け止めながら、その園でできる最大の環境構成やかかわりをめざしている。また、一人ひとりの子どもや保護者との信頼関係を築くことが私の強みであり、表情や言動を見逃さないようにその方に合った対応を今後も心がけていく。
 また、それらの実践を研究として園全体や幼児教育全体に共有できるように、日々の保育記録に加えて、エピソードや対象児を抽出して事例を書くこともしてきた。他教諭の事例に意見や疑問点を提示したり、幼稚園教育要領や法律・答申と照らし合わせたりして、理論をまとめる一助となるよう尽力してきた。研究が日々の教育活動と切り離されたものではなく、質の高い教育をめざして毎分毎秒考えていくものとして、進めていきたい。
 総じて、私は質の高い幼児期の学校教育とはどのようなものか、常に周りの先生方と情報を共有しながら考えていき、目の前の幼児や保護者一人ひとりと向き合う実践をしていきたいと思う。

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