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日本人は、外国語習得に不利かもしれない

香港に住んでいて驚くのは、バイリンガル・トリリンガルが多いこと。たくさんの国籍の人が集まる都市なので、家族の中で国籍が違う場合もままあり、多言語を学ぶ土壌として豊かであることは事実です。

しかし、外国語の語学上達にアドバンテージになる「こつこつ勉強できること」「文法に興味がもてること」そして「耳がいいこと」。この点でも、広東語を操る香港人は秀でているなと感じています。

どういうことかというと、広東語の発音の種類は極めて多く(詳しくはWikiにて)、耳の良さが抜群です。実際に、娘の香港人のお友達は、娘の日本語をかなり正確にシャドーイングすることができます。そして、私はローカルに広東語を直されても、違いが聞き取れないことにいつも困っています。

つまり、多くの発音を聞き分ける香港人が英語や中国語、その他の言語を習うのと

母国語に限られた発音しか持たない日本人が、外国語を習うのとでは、難易度が違うなと感じるのです。

母国語をきちんと学んでから、第二外国語に入るべきだという意見もよく見ますが、こと発音の種類について、日本語はそもそもハンデがある。

個人的には、”Older is faster, younger is better(年齢が高い方が習得が早いが、若い内から始める方がより高いレベルに行ける)”が、外国語を学ぶ上で一番しっくりくる言葉です。これが、バイリンガル育児において、早くから日本語以外の言葉に耳を馴らしたいと思う、大きな動機になっています。

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