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表紙は裏切らない?新しい作家との出会い

この上なく王道な表紙の雰囲気に惹かれて、思わず手に取ったこちら。

恥ずかしながら作者を存じあげなくて、どんな文章なのかな?と思いながら数ページめくる頃には、もう本を置くことはできず、あっという間に読了。ちょっと久しぶりのクライムノベルが面白いと、嬉しくなりますね^^

アフリカの架空の小国と東京を舞台に、公安課、大学教授、商社マン、大臣…など華々しいメンバーがそれぞれの信念のもと錯綜し…ストーリーの強さと色彩豊かな描写で、映画を見たような一冊。

なんで今まで読んでこなかったのかな?と不思議に思って作者履歴を検索したらば、デビューが2007年とのこと。振り返ると、ちょうどその頃は社会人なりたて激務で、新しい作者の本はあんまり読んでなかったかもしれません。他にもたくさん出していらっしゃるようなので、色々読んでみたいな。

新しい作家さんつながりで、こちらも今更ですが!

結局、今も昔も大して変わらずに「女性は結婚して、子供を産んでこそ」「仕事で成果を出していれば、家庭を顧みられないのも頷ける」といった価値観が蔓延していることをよく切り出した文章で、これが発行されて5年。何か変わったかな?と思いながら読みました。

こういうの、ぜんぜんなくなっちゃえばいいのにね。


よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!