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【本】普遍の名作!こどもが最初に出会う哲学

最近、悩みの深さが増している、次女の日本語問題。英語の単語は一発で覚えられるのに、日本語になると「なんか、何回説明してもすぐ忘れるなぁ」となる様子は、まるで私が英語の単語をすぐに忘れる姿にそっくりで…。

一歳半で香港に来た彼女は、ずっとインター育ち。小学生になってから、年齢を重ねるにつれ、実際にみたことがない言葉…茶柱とか、つくしとか、あざみとか、、が加速度的に増えてきていて、本を読んでも、挿絵がないと頭の中で映像に変えられないことに危機感を覚えています

そういうわけで、知らない単語はとにかく視覚化して絵日記帳に書いていくことにしたり、一緒に読んでいる本は、知らない単語は説明したり、画像を見せたりで進めたり。ここは、「銀の匙戦法」でできるだけ、時間をかけてゆっくり進めたいなと思っています。

そんなこんなですが、次女がひっぱりだしてきて、今週一緒に呼んでいる本

「子供の時に読んでいたのをこちらまで持ってきたシリーズ」で、私も昔から大好きな本です。

改めて、娘と読むと、本当に面白い。今更説明も野暮ですが、
魚、狐、にわとりから昆虫たちまで、「くまの自分とは違う生き物」とのやりとりを通して、「自分を取り囲む世界」を知っていくなかで、

・暑くて暑くて、毛皮なんて着ていられない。川で涼しそうな魚になりたいけど、目を開けたまま寝なくちゃいけないんだって!?
・毎日卵を産むめんどりがたまごでできているなら、くまはおしっこでできている?|

成り立ちの違う動物を登場人物にすることで、フラットにその違いに気付かされるし、それをこんな簡単なことばで、こんな難しいことを考えさせるって、やっぱり唯一無二の世界観。「これだから児童書はやめられない。」と思える一冊でした。


よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!