![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98958043/rectangle_large_type_2_1c754f101c5fab308d6cda45886af195.png?width=1200)
ナンバ歩きの練習(5)
腕の振り方
現代のウォーキングでは、しっかり前後に腕を振ることが良いとされています。
江戸時代はどうでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1677400537075-L6VwwwIQHy.jpg?width=1200)
手を振って歩いている人はまず見かけません。
この件について、先の記事にまとめています。
https://note.com/edoninjarun/n/n1e8e7cd48224
この記事の内容にある、腕の振り方の練習法をご紹介します。
全部で3ステップになります。
Step1 前にパンチ
まず、パンチの練習をします。
![](https://assets.st-note.com/img/1677400600614-cGEB6XKfPx.jpg?width=1200)
右腕を引いて
![](https://assets.st-note.com/img/1677400635226-Ka91L87oDL.jpg?width=1200)
パーンチ!
もう一度腕を引いて
パーンチ!
この腕を引く時、手のひらはどちらを向いていた方が楽でしたか?
おそらく腕の内側を向いていた方が楽だったのではないでしょうか。
次にそこからのパーンチ!ですが、
手の平はどちらを向いてますでしょうか?
たぶん多くの方が、パンチする間に手のひらを内側に回転したのではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1677400685794-w5Rbj0qVTW.jpg?width=1200)
この動きをまとめますと、
・肘を曲げて腕を引く時、手のひらは腕の内側を向く
・肘を伸ばして腕を伸ばすとき、手のひらは内側に回転する(内旋)。
・また腕を引く時、手のひらは外側へ回転する。(外旋)
以下繰り返し
のようになります。
Step2 下にパンチ
今度はその動きで下に、地面に向けてパンチしてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1677400726149-evwjNO5Lm0.jpg?width=1200)
肘が曲がるとき、腕が外側に回りながら(外旋)手のひらが上を向き
肘が伸びる時、腕が内側に回りながら(内旋)手のひらが後ろを向く
そんな動きになったのではないでしょうか。
Step3 腕を動かしながら足踏み
Step2の腕の動き、この動きがナンバ歩きの腕振りになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1677400795730-RrbZOst3fJ.jpg?width=1200)
右足が曲がって前に出る時、
右腕が曲がります。
右足が伸びて後ろに行く時、
右腕が伸びます。
その時、肩甲骨の動きはどうでしょうか。
実はこの時、
肘を曲げた時、肩甲骨は背中の中心方向へ
肘を伸ばした時、肩甲骨は背中の外側方向に動いています。
ポイントは肩甲骨の動き
肩甲骨が動くと、
身体のバランスが取りやすくなります。
そして
右足が前に出る時、右腕が曲がって
右の肩甲骨が背中の中心側に移動して
右足が後ろに行く時、右腕が伸びて
右の肩甲骨は背中の外側に移動します。
現代の歩き方では、
右足が前に出る時、右腕は後ろに振られて
右の肩甲骨が背中の中心側に移動して
右足が後ろに行く時、右腕は前に振られて
右の肩甲骨は背中の外側に移動します。
実は肩甲骨の動き方は、ナンバ歩きと現代の歩き方で同じです。
ただ、肩甲骨を動かす方法が違っていて
現代の歩き方では大きな腕振りで
江戸時代の歩き方・ナンバ歩きでは腕の内旋外旋で
肩甲骨を動かしているだけなのです。
同じ動きをするために
その方法が違う
私にとって大きな気づきでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?