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蓮見ワインさん試飲会

神楽坂にある蓮見ワインさんの試飲会へ。

新店舗準備で大変なことに、ワインリストの作成ということがあります。
星の数ほどあるワインの中から、その店に置くワインを決めていく。
大変であり、楽しい時間でもある。

一般の方が近くのスーパーで今日飲むワインを選ぶときだって迷いますよね。どこの国のワインか、値段はいくらか、どんな味なのか、今晩の料理に合うのかなど。

飲食店がどのワインを仕入れるのかを決めることは、まずどこのインポーターさんと付き合うのか?どこの酒屋さんと付き合うのか?というのを決めることです。

インポーターとは、海外から日本へワインを選んで持ってくる輸入業者のことをいいます。もちろんワイン以外の業者や商社などもインポーターといいますから、正確にはワインインポーターということになります。

そのインポーターさんから一般の人がワインを買う機会はほとんどありません。各インポーターさんは自分達が輸入したワインを酒屋さんやスーパー、コンビニ、飲食店などに卸します。

プロが選ぶときには、このインポーターさんの試飲会に行って実際に味を見て決めています。

その規模によって試飲会で用意するワインは20本程度であったり、大きな会場では100本を超えることも。
それを片っ端から味をチェックしながら飲んでいたら、もちろん酔ってしまいます。
途中で、「なんか気持ち良くフワッとしてきた!味の違い?そんなのどうでも良くなってきた笑」
となってしまいます。

普段飲めないワインや値段的に手が出しずらいワインなんかもありますから、それを飲む目当てで行く場合もありますが。

今回のように新店舗で置くワインを決める際には、真剣ですから、色を見て、香りをかいで、口に少量含んで味わいや鼻に抜ける香りを感じます。

そうしてから専用のコップに吐き出します。そうやってそのワインについてのコメントや感想を書いて、次のワインを試飲します。

写真の左に見えるオレンジのコップがそうです。しばらくするとそのコップも溜まってくるので、ある程度したら、その奥の黒いバケツに流します。

そんなことを繰り返します。
業界では当たり前ですが、一般の方が知らないで見たら、その光景は異様とも感じられるかもしれません。