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花を通してまちと繋がってゆくこと

武藤要

vistaという屋号で花屋を運営しています。花屋といっても店舗は構えておらず、POP UPという形で、お店の一角をお借りして花を販売しています。私は移住先の群馬県でこの活動を始め、本屋さんやカフェなど、様々なお店で出店させていただきました。

この記事では花屋を通してまちとの関わり方が変化したこと、無店舗花屋のススメについて書きたいと思います。

まちとの関わり方が変わった


花屋を始めるまで、私は会社員をしていました。リモートワークで一人暮らしなこともあり、オンライン上で話すことがほとんどでした。群馬県に知り合いもおらず、リアルでの会話はスーパーの店員さんとのやりとりのみの日々でした。

そこから数ヶ月が経ち、花屋として出店活動を始めたことにより、人との出会いが広がりました。ありがたいことに、会場周辺でお店を運営されている人が花を買いに来てくださるケースも多いです。

高崎(群馬)に住んでいると「みんなで経済を回していこう」という意識を感じます。特定の人だけが儲かるのではなく、事業者であり消費者として生活をする。実際に私は花屋を始めてから、より主体的に街と関わるようになりました。花屋の仕事で得たお金は、なるべく周辺のお店で買い物をしたり、ご飯を食べたりするために使っています。

無店舗花屋のススメ


とはいえ、誰もがお店を始めるのは大変だと思います。しかし、花屋という職業は比較的始めやすいのではないかなと感じています。その理由として以下のポイントが挙げられます。

資格なしでできる

花屋は資格が必須ではありません。開業届さえ準備すれば誰でも始められます。

誰でも仕入れられる

インターネットで花の仕入れを行える仲卸サービスを利用することで、誰でも花の仕入れを行うことができます。知り合いに花の生産者がいたら、直接仕入れられるか検討してみても良いと思います。

運営形態がたくさんある

自分のような店舗に出店する形だけでなく、マルシェに参加したり、シェアスペースを借りたりすることで、花を売ることができます。お店を構えることは、金銭的にも時間的にも難易度が高いと思いますが、無店舗でもいろんな運営形態があります。

さいごに


ここまでお読みくださりありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

最後に少し宣伝させてください。2024年3月末までチューリップ販売のPOP UPを開催しております。群馬や新潟で出店していますので、ご興味あればぜひお越しください。その他、装飾などのお仕事も受け付けております。お気軽にご連絡ください!


武藤要

1999年生まれ、新潟県魚沼市出身。長岡高専専攻科を修了後、アル株式会社に入社。複数サービスのディレクター・マーケティングを担当。退職後は新潟と群馬の二拠点生活をしながら、無店舗の花屋「vista(旧melliy store)」を運営。その他フリーランスとしてWebメディアやラジオ番組の運営に携わっている。


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