【動画制作のリアル】プロしか知らない現場の話
こんにちは!!
動画編集のお役立ち情報を発信しておりますエディタと申します。
詳しい自己紹介は別でnoteを出しているので
この場では簡単にまとめたこちらの画像をどうぞ↓
今年の1月、弊社に新しく立ち上げられた
「YouTube編集事業」のチーフディレクターをしております。
編集のワークフロー作りはもちろん、新人育成やクライアントとの連絡、撮影現場でのディレクションや企画出しetc・・・
基本、制作に関することはなんでも自分が最終責任を持つ形でやっています。
今回はそんな私の制作現場での経験をまとめたnoteになります。
本noteを参考にして頂きたいのは
🔴 映像制作会社に興味がある方
🔵 副業やフリーランスで映像の仕事をしていて、会社のワークフローやノウハウに興味がある方
🔴 ディレクターとして他の編集者を統括している方
🔵 クライアントとの関係性に悩んでいる方
などを主に対象とした内容になっております。
※編集についての技術的なワークフローはこのnoteには載っていませんのでご注意ください。
目次を書くと大きく5つの項目に分けられております。
✅ 第一章 : 制作会社って実際どうなの?
✅ 第二章 : 金額の話、請求書の書き方
✅ 第三章 : ディレクターとしての仕事
✅ 第四章 : クライアントとのやり取り
✅ 第五章 : スタッフの育成方法
最初に言っておきますと、このnoteはあくまで
エディタの目線から話していることに過ぎないので
「これが正解だよ!」という話ではありません。
物事は人や環境、時期などによって変わるものなので
ここに書かれている内容が正しいということは断じて無いです…!
(言ってた事と違うんですけど!!とかクレームされても困るので先に言っておきます。)
ただ、購入して頂ければ
「こういう風にやってる人もいるんだ」
「これは効率いいな!!」など
インプットとして自分に活かせる種は結構転がっていると思いますので
他の人の作業風景に興味がある方にとっては有益なnoteになっていると思います。
全20000字を超えるボリューミーな内容となっておりますので
各々気になるトピックスを掻い摘んでご覧になられることをオススメします。
それでは、早速いってみましょう〜!!
第一章 : 制作会社って実際どうなの?
今この記事を読んでくださっている方の多くは
動画編集の仕事を副業やフリーランスで始めて、ゆくゆくは自分の力で稼げるようになりたい!!という人が多いかと思います。
私は都内の映像制作会社に勤めて今年で3年目で、SNSの発信においても「プロの編集者」というキャッチコピーを使っているので「映像制作会社ってどんな感じなの?」という質問をよく頂きます。
ここでは今まで頂いた質問や、皆さんが気になるであろう内容をQ&A形式で答えていきたいと思います!!
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🔵 Q. 映像制作会社ってブラックで厳しそう・・・
🔴 A. 今はゆるくなってきたと思います。
ゆるくなったと言っても
当然〆切は厳守なので、納期前はヒーヒー言ってるし
当たり前のように残業もありますが、それは副業でもフリーランスでも一緒だし、うちは社員が「自己責任」というものをちゃんとわかっている人が多いので価値観さえ合えば会社の居心地は良いと思いますよ。
お菓子食べ放題ですし、スタッフもいわゆる「ヤバい人」はいないので(こればっかりは会社によるので何とも言えませんが、、、)
ちなみにオフィスはこんな感じです↓
・ディレクター(映像制作をする人) 25人
・プロダクションマネージャー(制作の補佐をする人) 10人
・経理 5人
正確な数は忘れましたが、大体このくらいの人数で今は成り立っています。
とは言っても、2010年ごろまでは本当に地獄のような業界だったみたいですが・・・
ワガママなクライアント、理不尽な修正、動かなくなるPC・・・
色々な障害と闘いながら日々を過ごし、先輩達も「3徹は当たり前みたいな感じだった(笑)」みたいな感じで話しているので、多分みんなどっか普通じゃないないです。日々自分をアップデートできる人じゃないと息抜けない厳しい世界だという事は間違いありません。
近年は「働き方改革」によって、業界的に残業が規制されてきていて
週に何時間以上残業させた会社は罰金みたいな制度が出来たらしいので
そのおかげもあって、全体的にちょっとはマシになってきたらしいです。
(仕事の量が減るわけではないので、自分の家で残業時間つけられずに作業する人が続出する問題はありますがその辺の対応はまだわかりません・・・)
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🔵 Q.映像制作会社ってAEとかバリバリの人ばっかりなんでしょ?
🔴 A. そうとも言い切れません。
むしろ大事なのは技術よりも「提案力」と「構成力」だと思います。
「映像制作会社所属」というと、一般の方の印象は
「映像なら何でも作れるプロフェッショナル」みたいなイメージが強いかもしれませんが、作っている映像にも種類があり会社や事業内容によって専門分野も変わってくるので、みんなが「編集技術の塊」みたいな人であるわけではないです。
簡単に説明するなら
・アニメーション映像制作
・3DCG映像制作
この2つだけでも求められる技術は180°違うので
「編集者」というだけで一括りにする事は出来ないのです。
それに
「制作会社だから編集技術が高い」と言う認識はそもそもズレています。
広告やコンテンツを作る制作会社というのは
「お客様の見せたい内容を映像に上手く落とし込んでまとめるのが仕事」なので、むしろ大切なのは
✅ ディスカッションでクライアントの意図を読み取る力
✅ 映像の中に見せたい情報をまとめあげる構成力
この2つな気がしています。
もちろん意図した事を再現するために編集技術は必要になりますが
編集はそれまでできなかった事も、切羽詰まった時に勉強しながらやれば何とかなります(笑)
ちょっと回答がズレた気がしますが、映像制作会社だからと言って
編集がめっちゃ凄い人ばかりでは無いです!!
もちろん最低限自分で納品できるだけのスキルは必要ですけど
弊社の仕事に限って言えば、AEとデザインの基礎知識があれば何とかなると思います。
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🔵 Q. 編集スキルをつけるなら会社に入ったほうがいい?
🔴 A. 技術をつけるだけなら会社には入らなくても良いと思います。
会社に入れば色んな技術を習得できるか?と言われると
そうでは無いと思います。
むしろ、会社の仕事を回すためには
「何かのプロフェッショナルに育てて、永遠にそれだけやらせる」のが一番コスパが良いので、そうなると身に付くスキルは偏ってしまう可能性もあります。
あと、これは会社にもよると思いますが
編集者の人ってレベルが上がれば上がるほど「我が道をいく!!」みたいなタイプの人が多いので「人から教えてもらうスタンス」でいると何も身に付かないです。
技術をつけたいなら、そういう人の作業やデータを見て自分で勉強する以外には無いし、それが一番効率が良い(実際僕がそうでした。)
参考になる人と出会う場は、今ならSNSの方が範囲も広いしリスクも少ないのかな、と個人的には思います。
会社は入るとなんだかんだで辞めるの大変だったりするので・・・
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🔵 Q. 会社に所属するメリットって何?
🔴 A. 法人じゃ無いと受けられないデカい仕事ができる
コロナの影響でリモートワークが推奨されるようになって
映像制作のように作業環境があればどこでも出来る仕事の需要が増えた事で副業やフリーランスで映像制作を始める方はめちゃめちゃ増えていますよね・・・
しかし、個人でやるとなると出来る仕事に限界はあります。
簡単な例を出すならば、広告だと100万以上の案件などは
ある程度信頼を積み重ねた制作会社や、代理店のお偉いさんとの繋がりがないとなかなか獲得するのは難しいというのが現実です。
今の広告代理店で決定権を持っているのは50~60代、つまり昭和を生き抜いたホンモノの猛者が昔の感性で未だに業界を動かしているというのが事実なので、そういう人達に直で営業をかけて0から信頼を獲得していくのは気が遠くなるような時間と労力がかかります・・・
時間は有限。そこで0から信頼を得るよりも
既にできているパイプを伝って仕事したほうが「作りたいものを作る」という意味でいうと早いのでは?というのが個人的な見解です。
企業にいないと出来ない仕事や、所属しているからこそ流れてくる仕事というのは確かに存在するので、そう言った環境を自分のために利用するという考えでいれば、会社に入る意味は大いにあると思います。
細かいことで言うと、やっぱり経理の人とかいてくれるのはめっちゃ助かります(笑)自分で確定申告とかやりたく無いし。。
あとは
なんだかんだ「会いたい時に人に会って話しながら仕事できる」という環境があるのは、精神的に大切な要素だなと思います。
オンラインは確かに便利だし、今後もどんどん普及していくと思うけど
実際に会って話さないと分からない事って結構あるんですよね…
特に相手の「気持ち」や「考え」は画面越しだとなかなか読み取りづらいので、仕事をする上で最も大切な「信頼関係」を作りづらいというデメリットは感じています。
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いかがだったでしょうか?
あげるとキリが無いので、とりあえずよく質問される4つに絞って回答させて頂きました。
他にも気になる事がある場合は、私に答えられる範囲のことで良ければ答えるのでTwitterのDMなどでご連絡ください(^-^)/
この後の第二章〜第五章までは有料記事とさせて頂きます。
✅ 第二章 : 金額の話、請求書の書き方
✅ 第三章 : ディレクターとしての仕事
✅ 第四章 : クライアントとのやり取り
✅ 第五章 : スタッフの育成方法
より制作の中身に踏み込んだ話を
私の経験を元に、現場の苦労なども交えつつアドバイスさせて頂く内容となっておりますので、ハッキリ言って超有益情報です!
編集案件1つこなせば充分取り返せる値段なので
是非ご自身のインプットの為にご購入して頂ければと思います🙏
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