本連載『その出版社、凶暴につき』が、 本の雑誌社さんから書籍化されることが決まりました。 かねてより本連載を並々ならぬ勢いで支持してくれていた本の雑誌社・炎の営業部長=杉江由次さん、および熱い編集発行人=浜本茂さん、お二人の共感と英断によるものです。かなり膨大なページ数の全原稿を一気にお読みいただき、「まったく長さを感じませんでした。それどころかもっともっと読んでいたいと思いました。素晴らしかったです。」(杉江さん)/「情報センター出版局という時代と寝た出版社と熱量がびしび
久々の更新です。前回更新のあと、世界をコロナ禍が襲い、いろいろな変化が起こりました。出版業界ももちろん他人事ではありません。とはいえ個人的には毎日毎日ひたすら仕事場で原稿を直している日々ですので、生活のサイクルに大きな変化はないのですが。さらにとはいえ、これからこの国で本を出版する、ということの意味を考えざるを得ません。それを考えながら、現在、担当の杉江さん、発行人の浜本さんとやりとりを重ねながら、四回目となる原稿の改稿を進めているところです。ということで、恒例のまとめを。
恒例の一カ月まとめです。いろいろとありがたいお言葉を頂戴し、ありがたいかぎりです。遅々たる進み具合ではありますが、書籍化の作業は確実に進行しておりますので、どうかひとつ、ながぁーーーーーーい目でお待ちいただけますよう、心よりお願い申し上げます。 そして、リアルタイムなことを書いておくと、「その出版社、凶暴につき」連載第3回が掲載されている「本の雑誌」2020年4月号(特集「さようなら、坪内祐三」)は、3月中旬の発売です! 第3回のタイトルは「大学でテレビを爆発させていた「俺
というわけで、無事に「本の雑誌」での集中連載「その出版社、凶暴につき――四谷熱血「本づくり」黄金時代」がはじまり、徐々にではありますが、いくつかの嬉しい反応も届きはじめています(特に第1回はnoteではまったく書いていない、この長尺大河物語自体のプロローグなので、必読です)。書籍化の作業に特別の進展がないうちは、こちらではそうした反響(及び自分が書いた告知)を記録のためまとめて掲載(転載)させてもらおうと思います。 うむむ。やってみるとコレ案外いいかもしれん。ツイッターだと
というわけで、書籍化バージョンの原稿を「本の雑誌」さんで連載していくという企画がスタートいたしました。ただいま発売中の2020年2月号から開始です。 誠に手抜きな更新ながら、ご容赦いただければ幸いと存じます。
私はスター・ウォーズが大好きな人間だ。もちろん第一作から劇場でリアルタイムで鑑賞し、その体験に胸を震わせてきた。スター・ウォーズがなければ、たぶん私の人生は幾何かは変わったものになっていただろう。1~6までのスター・ウォーズには少なくともそれだけの「力」があった。 観客が感情移入できて楽しめる映画には、小説と同じように必要十分な「叙述」と「描写」と「会話」が必要不可欠である。ストーリーとは、この3つの絡み合いによって観客を別世界へと運ぶ。ストーリーの前提たる設定と主題ももち
というわけで、先ほどnote版『その出版社、凶暴につき』の公開をすべていったん止めました。もちろん「本の雑誌」での書籍化バージョン版の連載が1月8日搬入の2月号からはじまるためです。noteでは当面お知らせ等をしていくことになると思います。その後ここをどういうふうに使っていくのかは、本の雑誌社の杉江さんと相談しながら決めていくことになるでしょう。1年半近くにわたってなじんできた場所なので、名残惜しい気持ちがあるのも事実です。なにかうまいことできればなぁ、という気持ちもあります
2019年、「令和」という時代がはじまった、初めての暑い夏の盛りだった。外では日差しがまだジリジリと肌を刺す午後四時過ぎ。場所は神保町の本の雑誌社オフィス。会議用のテーブルにいたのは「本の雑誌」熱い編集発行人の浜本茂さん、炎の営業部長・杉江由次さん。そして不肖私、という三人のおっさんだ。 浜本さんとはお互い若かった80年代後半以来の久しぶりすぎる再会、杉江さんはネットでやりとりはしていたものの、これが初対面だった。昔話と業界周辺話、「本の雑誌」話、共通して知る元情報センター社
3週間ほどお休みをいただきました。 とりあえずの復活、というわけでもないのですが、貴重な資料を入手することができたので、この機会に掲載したいと思います。二年後輩の編集部員だったT瀬が当時書いていた「四谷のあやしい人々」というタイトルが付けられたイラスト集です。二十数年前の資料を保存していて、提供してくれたのは、同じ二年後輩の元営業部員で、いまは筑摩書房にいるM澤。著作権者であるT瀬に掲載の了承を取り付けるのにも協力してくれました。とりあえずは番外特別篇として、これまでに登場し