「楽しい」ってどういうことなんだろう?

んー、もちろん楽しいこともたくさんあったと思うんですけど……、でも、仕事では基本、楽しいことはないかもしれないですね。打ち上げとか、そういう仕事とは関係ないところは楽しいんですけど、テレビとかライブに出ても、表から見えている絵が今どうなってるかを常に考えて、自分の中で審査しながら歌っているので、楽しいなんて感覚でやったことがなくて。


「楽しい」ってなんだろう?と良く考えます。自分は「楽しい」のために音楽をやっているとは思えなくて。
本音で「楽しい」って言っている人は、きっと本物の天才だろうと思います。
「楽しい」「楽しく」を連発する人は実力は認めてもあまり信用しないです。
苦しければいいとか言うわけでなく、やるのは宿命みたいなものだと思う。

NEWSの加藤シゲアキさんが、小説で賞を受賞された時のインタビューで、小説を書き続けた理由を問われて、「半分意地やってきた」という主旨の発言に、正直で好感が持てました。

プロのライブ見てて、「ああ、しんどそうだな」って思う瞬間があります。
でも笑顔で、観客に歓喜を届けるわけです。
きっと人に幸せを届けるとき、その人は消耗しています。
宿命に従って、何かを削って皆やってるのだと思うのです。

夢がある」という人で
本当に頑張ってる人なんて全然いなかったし
「夢だから」と言う人で
本当に楽しんでいる人なんていなかった


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