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「何でも聞いてください」の心強さ。 #教師のバトン

着任する先生に伝えていた言葉。


 「学校のことでわからないことは何でも聞いてください。まだ分掌や名前を覚えてないと思うので、誰に聞けば解決できるかを、お伝えします(笑)」と。


 初任の時に、「(特学のことは)分からないから聞かないで」と言われた悲しさ・悔しさ・不安から、私は初任者はもちろん、異動してきた先生に「何でも聞いてください」と先に伝えるようにしていました。

 私が解決できないことは、「それは◎◎係なので、◯◯先生です」「去年は◇◇先生が担当だったので、聞いてみてください」「パソコンなら☆☆先生が得意なので一緒に聞いてみましょう、私も覚えたいです」というように、他の先生につなぎます。

 初任の先生もベテランの先生も、赴任直後は不安があるはずです。私が異動する際、ベテランの先生から「あの言葉が嬉しかった」という言葉をいただきました。


保護者にも「何でも聞いてください」と。

 「進路のことなど不安もあると思います。何でも聞いてください。ただ、すぐに答えられない質問もあると思います。その時は、調べたり、担当の先生に確認してからお伝えします」と。


 実際に「確認をして、後程お電話します」と伝えたことや「2〜3日、お時間をください」となったこともありました。「何でも聞いてください」と先に伝えることで保護者の方々に安心してもらえたら、それは担任の支えにもなります。



noteを始めて1年、退職して1年。

 「教員の世界は狭い」と言われることがありますが、教員がどうかはともかく、「私がいた世界は狭かった」ということを実感しています。

 学校しか知らなかった私には、退職1年目に様々な経験をして、教育を志す者として・ひとりの人間として、自分の枠が広がっていることを感じます。様々な出会いや経験をしたからこそ、教育を志す気持ちはより強くなりました。

 退職2年目の今年度は、不登校の子どもに関わる仕事をします。一緒に働く方が「子どもに気付かされることが多い」と教えてくれました。新しい職場には尋ねやすい雰囲気があり、心強いです。


☀️😊
 教育に携われる喜びでいっぱいの4月最初の日曜日。読んでいただきありがとうございました。🌸

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