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ジョージ・A・ロメロ監督の遺作『サバイバル・オブ・ザ・デッド』

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2020

サクッと

ゾンビ物が観たくなったのでセレクト。

今回は

ゾンビ映画の第一人者として知られる

ジョージ・A・ロメロ監督によるホラー映画

『サバイバル・オブ・ザ・デッド』

を簡単に紹介したいと思います。


物語は

 死者がよみがえることのない安全な島が存在するという情報を得て、

わずかな望みをかけてその島へ向かった人間たちを襲う悪夢が描かれます。


ゾンビ映画

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド ゾンビの誕生」

「ゾンビ」

「死霊のえじき」

「ランド・オブ・ザ・デッド」

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」

に続く続編らしいのですが、

僕はいくつかの作品は未見かもしれません。

リメイク作品である

『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、

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テンポがとても良く

非常に洗練され優れた内容なので大好きで、

何度も鑑賞してるんですけど。。


さて本作のお話に戻りますが、

世界で死者がよみがえるようになって6日後。

大西洋に浮かぶプラム島では、

死者は眠らせるべきと考えるオフリン一族と、

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死者は生かしておくべきと考えるマルドゥーン一族が対立していました。

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そして

数で勝るマルドゥーン側が相手側リーダーのパトリック・オフリンら数名を島外へ追放してしまうんです。

それから3週間後のペンシルベニア州フィラデルフィア。

軍から脱走した元州兵のブルーベイカーたちは、

とある集団を襲った際、

生き残った少年から「安全な島」の情報を知らされます。

インターネットの動画サイトで「安全な島=プラム島」を謳っていたのは、

その島を追放されたパトリックだったんです。

経緯を知らず半信半疑でプラム島へ向かったサージたちがそこで見たものは、

何と

鎖につながれて生前の行動をなぞるように繰り返すゾンビたちでした。

ここからは

馬に乗る美しい女性ゾンビや

郵便配達を繰り返す男性ゾンビ、

車を運転するゾンビなど

知恵をつけた変わったゾンビが現れます。


マルドゥーンの

「亡くなったものを残しておくこと」

「人間を食わないように仕込む」

「病気かもしれないから100年後には治るかも」


といった思想と

「死者を二度死なせる事はない」と

死んだものはゾンビになってしまう為、

容赦無くトドメをさしてゆく思想のオフリン。

冒頭では

子供のゾンビにトドメをさすことに戸惑っていましたが、

最後には実の娘すら

自らの手で永遠にの眠りにつかせます。


ラストの

この二人は

死んでまでいがみあう

という

皮肉の効いた描写がコミカルでお気に入りです。


相反する二人の意見は

どちらも共感してしまう部分があり

自分が判断する場面になったら

きっと迷ってしまうと思います。

他人なら…

知り合いなら…

といった自分勝手な判断方法になってしまうのかな…


あなたならどちらに付くでしょうか。


というわけで

『サバイバル・オブ・ザ・デッド』

のお話でした。


#ジョージ・A・ロメロ #ゾンビ映画 #ホラー映画

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