見出し画像

きっと今まで以上に"人が好きになる"映画『幸せなひとりぼっち』

今日紹介するのは、

愛する妻に先立たれ

孤独で偏屈な嫌われ者の老人が、

人との繋がりの中で

小さな幸せを見つけて変わってゆく様子を描く

スウェーデン映画

『幸せなひとりぼっち』です。

最近まで

全く知らない作品だったのですが

イクスピアリ内にある

リバイバル上映告知のポスターで知って

何故だか妙に気になってしまったんです。

映画の内容ですが、

主人公の老人オーヴェン

近所の人や街中の人に対しても

細かな自分のルールで

他人を威嚇する様な態度で注意してしまう性格。

とにかく他人が嫌いだし

勿論、嫌われ者なんです。

妻が亡くなったあとにも

不孝は続き

長年働いてきた仕事もクビになり

生きる意味を見失ってしまいます。

オーヴェンは

首をつって自殺を試みますが、

そのタイミングで

隣に賑やかな一家が引っ越してきて

自殺は失敗します。

その後も彼は

何度も何度も

命を断とうと試みますが

ことごとく

隣の住人に

偶然にも邪魔されてしまいます。

この映画は

妻を失った老人である

現在のシーンと

オーヴェンの幼少期からの人生を回想する

過去の

二つのパートが交互に描かれます。


その過去パートでは、

オーヴェンの本当の姿を

知ることができます。


隣の住人との交流をきっかけに

オーヴェンは

人助けをしたり、

猫を飼ったり、

声を出して笑う様になったりと


行動と環境が次第に変化してゆきます。

この

人との繋がりを描くエピソードには

素直になりきれないオーヴェンの言動などが

とても微笑ましくて心が温まりました。

物語の終わりで

とある雪の降る朝

オーヴェンは

愛猫を胸に乗せたまま

ひとり冷たくなっている状態で

隣人に発見されます。

けれどオーヴェンは

"ひとりぼっち"

では無かったのです。

皆さんも最期のシーンで

そう感じるのではないでしょうか。

という訳で今回は

他人を認めずに歳を重ねるうちに

いつの間にか

人との関わりが面倒になってしまった人に

特におすすめしたい映画

『幸せなひとりぼっち』でした。

それでは。

メリークリスマス。

#幸せなひとりぼっち #映画 #ゆっこロードショー

あなたに何かが与えられたら幸いです。 もし「読んで良かった♪」と思える記事がありましたら これ以上の幸せはありません。 サポートを頂戴した方には 個別にお礼メッセージを送られせて戴きますね♪