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むつだの「チャイナマガジン」④

不定期配信・むつだの「チャイナマガジン」
〜上海万博いってきましたよ〜
2010年9月27日

船関係のああだこうだのいざこざで、もう記憶の彼方に忘れられた存在、上海万博。多分、「え?まだやってたの?」って感じでしょうが、そんな今だからこそ、行ってきました。

対日感情がガンガン悪くなり、殺伐とした雰囲気の中、イエス、一触即発 IN 上海万博!ですよ。

ウソです。実際は何の生活変化もありません。
あるとすれば、「へたれ国ニッポン」が露呈し、多少なめられるくらいですかね。

ただ、若干は期待してました。
今更なんのメディア露出もされていませんでしょうが、上海万博、連日連夜大賑わいで、先週の中秋節には一日60万人超え。
日本館に入るのも5時間待ちとかですよ。

なので、今ならへたれの日本館も空いちゃったりするんじゃないかと。
しかし残念ながら5時間待ちは変わらず。でもせっかく行ったので、並びましたよ。もう大変。
だけど内容は、まあ、ふーん、って感じで特筆するようなことはなく。

まあ、僕のような心がねじくり曲がった人間が、万博を真っ向から楽むってのが所詮無理。

そんなわけで、むつだの心を捉えた、万博の見所をいくつかご紹介しましょう。


■見所1:魅力的なパビリオン外観

万博の見所はやはりパビリオンでしょうが、個性的な外観は見ているだけで楽しい。
という人が周りでもたくさん居ますが、国の経済力にモノを言わせて、ウチはこんなん作っちゃったもんね。とか考えて奇をてらった根性が見え隠れしてうざい。
例えば、こんなんとか、

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↑イタリア館

はいはい。がんばってるね。
そんな中、一際光るパビリオンを発見。


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いいですねー。この脱力感。センスの微塵も感じさせないフォルムとペイント。
片手間でやっても、もう少しいいのができそうな感じなのに。
花やしきのビックリハウスの隣にあっても、なんの違和感もなし。

が、さらに上をいくパビリオン発見。

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閉館。
っておーい。まだ万博閉幕まで一ヶ月以上あるんですけど。
やる気のなさ、ハンパなし。
何の細かい理由も記載せず、「閉館」とだけ張った男気もすばらしい。



■見所2:喫煙所

あまり知られていませんが
万博会場には、ライターを持ち込むことができません。
持っていくと入り口で全て没収されます。

で、愛煙家たちはどうしようもない不安におびえるわけですが
ちゃんと設置されてますよ。喫煙所。
ご丁寧に、ライターまで常設されています。
それも時代の最先端をいく着火機。それがこれ。

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見慣れない機器に、愛煙家たちはどう使えばいいか困惑しまくり。

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中国語で「こうやって使うと火傷するぜ」と書いてあります。

いいですね。万博なのに使い方間違えると顔面火傷する着火機を翻訳説明なしに無造作に設置しているあたり。

せっかく上海万博に来た外人に
「タバコを吸うのはかっこ悪い行為なんですよ。」
という万博側のメッセージをこめて顔面に根性焼きするわけですね。
さすが上海万博。さりげない禁煙推進への配慮がすばらしい。


見所3:ストレートな案内板

案内板は分かりやすいに限ります。
ただでさえ中国は、案内板が適切に配置・記載されておらず
不親切であること極まりない。

やはり国をあげての一大プロジェクトである万博は
決して分かりにくい案内板で人を惑わすことはあってはならない。
誰が見ても分かりやすくすることで、さすが中国!となるわけですね。

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GOOD!分かりやすい!!!
トイレに入るや否や、「←小便」「大便→」。
道に面しているので、導線の確保にも成功しています。
若干の盲点といえば、入る人全員の大OR小が分かってしまうことですが、導線のわかりやすさからすれば、たいした問題ではありませんね。


とまあ、ポイントを押さえた上海万博レポートでしたが
いかがだったでしょうか。
僕としては魅力を十二分にお伝えできたかと思っています。

もう、上海万博も残り1ヶ月ちょっと。
これを機会に、是非足を運んでみてください。

あ、このメールですが、他の方にもチェーンメールで転送してもらってもかまいませんよ。
僕が魅力を伝えすぎたおかげで、最後の月の日本人旅行客急増しちゃうと恐縮ですが。

おまけ。
みんな行きたい北朝鮮館にて。

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パビリオン内に設置された、
北朝鮮の最新技術を結集して作られたと見られる
合成写真機。

パビリオンをバックに人が合成されて写真にできるが
・人の大きさがハンパなくでかい
・ドラ●もんらしき気持ち悪いキャラクターが謎&著作権無視
・そもそも万博会場の北朝鮮パビリオンにきてるんだから、表でとればいいじゃん

など、小物だけでも突っ込みどころが数え切れない。

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