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167cmの戦うGK

高校を卒業してから約1年半。今日までとても短く感じながらやってきたが内容はとても濃い1年半になったと感じる。
私が大学に入って最初のカテゴリー分けはTOPチーム、Aチーム、Bチーム3つある内のBチームスタートだった。
GKは4学年で11人いて10番目だった。悔しくて辛い大学サッカーのスタートだった。
身長だけでは無い、実力、経験、思考、知識、全ての能力に置いて劣っていた。
それもそう。出身校は強豪校やJクラブ出身の選手ばかりだったからだ。私は違う。強豪校でもないしJクラブ出身でもない。
もちろん有名でもない。
だからとにかく浸らすら練習に励んだ。
そんな時、転機が訪れた。Iリーグという学生リーグにスタメンで初めて出場した。
だがその日の試合には勝ったが緊張してミスをしてしまった。
せっかくのチャンスを無駄にした。そう感じた。
GKコーチからもまだまだだな。これから頑張ろうと言われ、本当に悔しかった。
その後の練習は死ぬ気で頑張った。きつい練習も自主練もたくさんシュートも受けた。チャンスが来るまで待って待って待ち続けた。
その後、チャンスが来て試合に出ることがあり、少しずつだが成果、結果を出せるようになったと感じた。だからひたすらやり続けた。
その結果、昨年Iリーグ20試合以上ある中、15試合以上、試合に出場し、1部に昇格も決めた。
失点はしたし負けた試合もあった。
でも大学に入学した当初と比べると少しずつだが成長していることが自分でもわかった。
その後シーズンが終わり、部内リーグでは2度優勝し、MVPにもなった。部員100人近くいる中の1人だ。
私は本当に自分でいいのか疑ったが、沢山の人にお前が相応しかったよと言われた。
この1年間の結果を見て1年でこんなに成長出来るんだなと実感した。
だからオフシーズンも誰もいないグランドにGKコーチを呼んで自主練も沢山した。
シーズンが開けて新シーズン最初のカテゴリー分けでGKにはあまりない飛び級でのTOPチームへの昇格だった。昨年チームで10番目だったのが一気に3番目になった。
驚きが多かったが喜びも多かった。だが満足はいかない。それは当たり前だ。TOPチームに入るために今までやってきた訳では無い。TOPチームでGKという、たった一つの枠で試合に出ることを目標にやってきたからだ。
シーズン開けて5ヶ月程経つがまだ3番目だ。あと2人も抜かないと関東リーグという最高の舞台には出場できない。
下のカテゴリーに居る選手も新入生も上手い選手が多く昨年、私が出場していたIリーグにも沢山、出て経験を積んでいる。いつ下から追い抜かれるかわからない、この環境下の中でどれだけレベルを上げれるか。
試合に出れていない今が重要で自分のレベルをどれだけ上げれるかが勝負だ。
TOPチームにいるだけではなく、相応しい選手に、信頼される選手にならなければならない。
その為にも日々の練習で1分1秒、気を抜いていられない。
すぐそこに俺を食おうとしている選手が沢山いる。そんな逆境を楽しんで、乗り越える。それが今やるべき事、やり続けるべき事だ。
誰に何を言われようと自信と自覚を持ち、人一倍努力しよう。
今、関東リーグの周りの大学では2年生の同い年の選手のGKが沢山活躍している。負けていられない。
自チームの大学で負けないようにするのは当たり前だが、周りの大学で試合に出ている選手に差をつけられていることを自覚して、今年は数少ないチャンスではあるが、新人戦でまずは結果を残そう。
話はそこからだ。7月頭までにいい準備を。
チームを勝たせれる、チームを引っ張れる選手になれるようにこれからも全力で戦っていこうと思う。
そして関東リーグを戦える選手になろう。
強く、泥臭く、戦おう。

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