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クリームシチューをごはんにかけてたべたいからひとりにしてほしい
クリームシチューをごはんにかけて食べる事について世間の皆さんがどう思うかなんてどうでもよい。
今日のまかないはクリームシチューだった。
外はかじかむような寒さ。外仕事から帰ってきた人達はクリームシチューにわいた。
私も大好きなのだが、私はクリームシチューはカレーのようにご飯にかけて食べたい人である。
次々と人が食堂に入ってくる。向かいあって食べるテーブルにはアクリル板があるが、半透明なので向こう側が見えてしまう。
私がご飯にクリームシチューをぶっかけて食べていることで、誰かの食欲を奪ってはいけない。
結局、昼食ではクリームシチューごはんは叶わなかった。まてまてクリームシチューは夕飯にもある。
希望をかけようではないか。
夕飯になった。いつもの時間よりも少しだけ早く食堂に向かった。人がいない時間を狙わなければ...
どうしても、人がいてはダメなのだ。
足早に食堂に向かった。
食堂のドアを開けた。
誰もいない!!よっしゃっ!!
いつ誰が入ってくるかわからない、さっさとクリームシチューをごはんにかけて完食しなくては。
嬉しさのあまりごはんを盛り過ぎてしまった。ちょっとしたチャレンジメニューのご飯の量だ。
立ち止まってはいけない、クリームシチューをかけて食べてしまおう。こんな時にスプーンという道具があって本当によかったと思う。
「やっぱり、これだわ、うまぁ~」
チャレンジメニューにチャレンジしているその時、ガチャっと食堂のドアがあいた。
口元にごはん粒がつきながら、「おふかれさまでふ~」と挨拶した。
私のでかい体でクリームシチューごはんを隠しながら食べ進めた。
なんとか完食することができた。
やっぱりクリームシチューはごはんにかけたい。もう誰も止められないのだよ。
食後、急激な睡魔がきた。
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