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オモコロチャンネル、すてきな人たち: 2023年1月1日

オモコロチャンネルのおもしろさはnoteでも書いている人がたくさんいるのでそちらを参照していただくとして、私が感じている魅力を書いておこうと思う。こちらは現時点での最新動画です。

彼らの企画にはドッキリがない。理由はオモコロチャンネルのリーダーである永田さんがドッキリが嫌いだからだそうだ。ゆえにメンバー同士の信頼関係はずっと損なわれずにいる、と観ていて思う。

私はテレビやYouTubeのドッキリ企画とか、はじめてのおつかいシリーズとかがすごく苦手で、それはおそらく知らされていない側に感情移入してしまうからだと思う。自分以外のみんなが自分より情報を多く持っていて、知らされないまま笑いものにされるという状況が堪える。子供の頃から、周りの大人が「微笑ましいね」の意味で笑ったとしても笑われたような気がして居心地が悪かったのだ。

大人になれば、ドッキリというのはマウンティングの一種のようになり、仕掛ける側に回ろう回ろうとしたり、逆に仕掛けられたらうまく乗ってあげなければならない空気が生まれる。例えは悪いかもしれないけど、売り出し中のお笑い芸人たちとそれを笑う大御所みたいな力関係ができてしまって白けてしまう気がするのだ。オモコロチャンネルにはそういう力関係はなく、ボケとツッコミでさえも立場がコロコロ入れ替わってフラットだ。
YouTubeではドッキリがある意味定番化しているので、ドッキリ苦手勢にとってはオモコロチャンネルはすごく安心して見ていられるチャンネルだと思う。

もう一点、彼らは同じ会社の同僚で先輩後輩という間柄だ。だから基本的に先輩にはさん付けで、後輩にはくん付けで呼ぶ。
1番歳下で社歴も短い恐山さんは全員に対してさん付けだ。ARuFaさん、永田さん、とか。1番歳上は原宿さんで、ARuFaくん、加藤くん、などと呼ぶ。その関係が優しくて素敵だなといつも思う。恐山さんは呼び捨てされることが多いけど、それも末っ子に呼びかけるような優しさが滲み出ていて良い。食べ物企画でお酒を飲むとき、お酒が飲めない恐山さんのためにいつも特別なノンアルドリンクを用意してあげてるのも優しくて好き。

どんなに仲良しグループであっても誰か一人を雑に扱うだとかそういうことがなく、お互いを尊重し合う関係だからこそ安心して好きになれる。TOKIOとかTEAM NACKSもそうでしょう?

そういえば永田さんにびっくり箱みたいなものを開けさせようとした回があったけど、断固として永田さんは開けなかった。(永田さんは高エネルギーが解き放たれるのが怖いらしい。私も怖い)
オモコロチャンネルはそれでいいのだ。だから好きだ。これからもそのままでいてください。

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