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ココアを片手にほっこりしませんか?/21冊目 青山美智子 『木曜日にはココアを』 宝島社文庫

始めに

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

最近、気温のアップダウンが激しいですね。
身体を壊さないように、ご自愛ください。

最近、青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』を何章だけって決めて、読み直しました。

夢を「いつか」と先延ばしにしていたのを、しっかりと実現したいと思うようになったきっかけの本です。

以前、紹介した記事のリンクです↓

そして、今回。青山美智子さん繋がりで、この本を紹介したいと思います。

木曜日にときめいた?

記事を投稿するのは、木曜日です。

実は、私、木曜日が何故か苦手…。
嫌なことが起きたり、無理をしていたことに気付いて決壊してしまったり。それが木曜日に起こることが多いのです。

多分、週の真ん中あたりだから、体力が尽きてくるからだと思う。

でも、この本。タイトルに木曜日とある。

なんで!?面白そう!

はい。木曜日にときめいたんです。
…完全にタイトルにやられました。
タイトル買いです。

木曜日とココア

この本は12個の短編からなる小説です。
そして、12個目を読み終える頃には、全ての話が緩やかに繋がっていることに気づくはず。
タイトルの「木曜日にはココアを」は、1つ目のお話。

「マーブル・カフェ」に決まって木曜日に来て、決まってホットココアを頼む若い女性。通称「ココアさん」。

ココアさん!可愛い!

書店の店頭に置かれていて、立ち読みをした私はすっかりテンションが上がって。
私、ココアも大好きなので。

即購入しましたね。

そして、この本は、自分の中で優しい気持ちになれる、大事な本となりました。

カウントダウン

私がこの本で1番好きな話は7つ目の「カウントダウン」です。…全部好きなんですけど、強いて言えばってことです。

ひとつひとつが短めなので言い過ぎるとネタバレになってしまうのですが、「緑」ばかり書く画家のお話です。

私が緑色が好きだからですかね。
緑色とか青色は、植物と空の色だからか、見ていて飽きないのです。
それどころか、見れば見るほど吸い込まれていく気がします。

絵も文字も、正解はあるようで、本当は無いのだと思います。往々にして、これが「正解」と思っていることは、ただの思い込みです。自分で自分を苦しめている。

だから、ただただ緑色を描き続ける画家がいたって良いと思うのです。
ファンが付けば。1人でも、熱量の高い「好き」をくれる人がいれば。

それで良いと思うのです。

最後に

最後は熱くなってしまいました。

どうでしたでしょうか。
少しでも、魅力が伝われば幸いです。

あなたにとって、この本がお気に入りの1冊に仲間入りしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。

あなたのおすすめの本、次に紹介する本の予想、この記事の感想などありましたら、ぜひコメントをください。待っています!

見てくださって、ありがとうございました。
また、木曜日にお会いしましょう。
えだまめでした。


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次に紹介する本のヒントは

色に関する図鑑(!)

です。


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